【新唐人2017年10月16日】
共産党政権下の中国では貧富の格差が社会問題化しており、貧困救済が政府の重大政策の一つとなっています。農村部のインフラ整備を進めているものの、都市部との格差は大きく、よりよい生活を求めて都市部へ移住してきた農村出身労働者の貧困問題は解決が困難です。
共産党党大会の開催を目前に控え、貧困救済キャンペーンが推進されています。しかし、政府の福祉を受けられるのは戸籍所在地に限るため、王沁さんのような都市部に住む農民労働者は対象ではありません。
字が読めない王さんは、クズを拾って転売して3人家族を養っています。「家賃は倍以上に跳ね上がりました。子供の学費や食費を支払わなければなりませんが、私は体が痛くてお金を稼ぐことができず、いつも頭を悩ませています」と語りました。
王さんは一日16時間働いています。彼女によると、地方の政府は腐敗しているため、戸籍地では福祉が受けられないと。
中国政府も貧困問題の深刻さを知っていますが、最も切迫している農村の貧困問題を解決することだけに手段を講じています。
一方、貧困ラインを突破したばかりの国民については、いつギリギリの生活が改善されるかは分かりません。
多くの中国社会問題の研究家は、政府の貧困救済計画では長期的、根本的な問題解決には至らず、そのうち最も大事なのは医療と教育の問題の解決だと考えています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2017/10/15/a1346844.html(中国語)
(翻訳/白白 映像編集/李)