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中国共産党大会後の米中朝関係の行方

2017年10月27日

【新唐人2017年10月27日】

アメリカのトランプ大統領が11月初旬に中国を訪問する際、北朝鮮問題が重要な議題になると見られます。専門家らは、トランプ政権は最近中国政府に対し、北朝鮮問題解決への協力を求めるメッセージを頻発していると考えています。

 

中国訪問を控えたトランプ大統領は25日、習近平国家主席と電話会談を行いました。トランプ大統領は米中両国が協力を強化し、国際問題について意見交換したいと伝えました。

 

また、トランプ大統領はFOXテレビに対し、習近平が北朝鮮問題の解決について大きな行動を起こす権力を有していると述べました。ホワイトハウスも中国訪問では貿易問題と北朝鮮問題が話し合われると表明しています。

 

国益センター国防研究主任 ハリー・カジアニス氏:「トランプ大統領が中国政府に圧力をかけるのは間違いありません。習近平と水面下で意見交換を行うでしょう。」

 

中国は対北朝鮮制裁についてもたもたしていると専門家は考えています。

 

ヘリテージ財団上級研究員 ブルース・クリンガー氏:「中国政府は、中国の銀行・企業と北朝鮮との貿易の往来を断絶すると表明しています。これは重要な決定ですが、中国政府はきちんと実行するべきです。」

 

ティラーソン国務長官は米印の協力関係を強化するため現在インド訪問中で、マティス国防長官はフィリピンで日韓の防衛相と三者会談を行いました。

 

また米軍は2つめの空母戦闘群を朝鮮半島海域に派遣しました。これらのアメリカの行動は、トランプ大統領が中国に向けたメッセージだと考えられています。

 

国益センター国防研究主任 ハリー・カジアニス氏:「アジアにおけるアメリカと中国の利益の多くは一致していません。協力しなければどうなるか、中国に圧力をかける方法はいくらでもあります。」

 

習近平は中国共産党大会で権力の頂点に登りつめましたが、その権力を行使してアメリカに協力し、金正恩の核の野望を止めることができるかに注目が集まっています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2017/10/26/a1348222.html(中国語)

(翻訳/白白 映像編集/李)

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