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米ホワイトハウス トランプ・習近平会談直前に共産主義批判の声明

2017年11月09日

【新唐人2017年11月9日】

11月7日はロシアの「十月革命」100周年でした。ホワイトハウスは、共産主義が人類に苦痛と災難をもたらしたとする声明を発表しました。トランプ大統領と習近平中国国家主席が会談するのを前に、アメリカは人権と自由を守る誓いを表明したのでした。

 

ホワイトハウスは11月7日、この日を共産主義の犠牲者を追悼する日として、この一世紀の間、共産党独裁政権下で世界で一億人以上が犠牲となり、無数の人々が危害を蒙ったとする声明を発表しました。

 

共産主義犠牲者追悼財団代表 リー・エドワーズ氏:「これは史上前例のないことで、我々は非常に嬉しく思っている。」

 

共産主義犠牲者調査グループ共同代表 ダン・リピンスキー下院議員:「歴史を忘れた人々への警鐘である。」

 

スタンフォード大学フーヴァー研究所 マイケル・オースリン氏:「全く正しいことだ。共産主義の犠牲になった世界の一億人以上の人々を記念することは重要なことだ。」

 

声明が北京で米中首脳会談が行われる直前に発表されたのは、トランプ大統領の決定によるものと専門家は分析しています。ホワイトハウスの報道官も、「アメリカが自由と人権を守る決意を表明するのに、絶妙のタイミング」と述べています。

 

共産主義犠牲者追悼財団代表 リー・エドワーズ氏:「中国にとっては明らかに出鼻を挫かれた形で、トランプは交渉相手としては一筋縄ではいかないことを知ったはずだ。中国訪問の直前に、共産主義の犠牲者に対して追悼の意を示したのだから。」

 

1917年の「十月革命」でソビエト政権が樹立してからの100年間で、共産主義政権の犠牲となった人の数が最も多いのが中国で、約8000万人に上ります。そして今現在も、中国共産党政権は民衆を弾圧し、宗教や伝統的な道徳や文化を弾圧しています。

 

米政治家と学者も、トランプ大統領は、習近平との会談で法輪功弾圧を含む人権問題を提起すべきだと述べています。

 

レーガン元大統領スピーチライターを務めたピーター・ロビンソン氏:「トランプ大統領は我々アメリカ人の価値観を守ってほしい。」

 

共産主義犠牲者調査グループ共同代表 ダン・リピンスキー下院議員:「トランプ大統領は、法輪功、ウイグル人、カソリックやプロテスタントなど、最も基本的な信教の自由の問題、人権問題から始めるべきです。」

 

米中首脳会談の直前にホワイトハウスが出した声明は、中国国民に対し、共産独裁政権を放棄するかどうかの重要な選択を迫っています。この選択は中国、ひいては世界の未来に影響を及ぼすでしょう。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2017/11/09/a1350113.html(中国語)

(翻訳/白白 映像編集/Ann)

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