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贈賄容疑で元香港政府役人が米国で逮捕

2017年11月28日

【新唐人2017年11月28日】

元香港政府民政事務局長の何志平が、中国の石油会社のブローカーとして、アフリカの国の政府高官に賄賂を贈ったり、資金洗浄の便宜を図ったりしたとして、米国当局に逮捕されました。起訴状によると、最高20年の実刑が下る可能性があります。

 

米司法省の起訴状によると、何志平とセネガルのグラディオ元外相の2人が、寄付の形をとって、ニューヨークの銀行システムから振り込みを行い、米国の経済と自由市場への信用を傷つけたと指摘しています。

 

米司法省は、何志平が中国のエネルギー会社のウガンダにおける商業利益を獲得するため、香港中華エネルギー財団の名義でニューヨーク国連本部で工作活動を行い、当時国連総会議長を務めていたクテサ・現ウガンダ外相を通じて、50万ドルをクテサが指定した口座に振り込んだと指摘しました。何はさらにウガンダ高官を買収して、同国大統領や高官の家族と中国の会社との合弁企業の設立をもちかけていました。

 

香港誌『開放』の元編集者の蔡永梅氏は、何はリタイヤ後に中国政府に目を付けられたと指摘しています。

 

香港誌『開放』元編集者 蔡永梅氏:「香港の政府役人は西側の教育を受けたので、英語を話せ、国際社会と交流しやすいという特徴があります。ですから、海外に進出したい中国の国営企業や大企業は、彼らブローカーの協力が必要なのです。」

 

何はリタイヤ後、中国政府のためにさまざまな外交工作を行い、「中華エネルギー財団委員会」の主席を務め、世界各地を飛び回っていました。

 

蔡氏は、かつて香港は清廉潔白な社会であるという印象を与えてきたが、今では政府機関でも中国化が進んでいると述べています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2017/11/23/a1352089.html(中国語)

(翻訳/白白 映像編集/李)

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