HOME > ニュースページ > 教育 > 詳細

中国の大学 相次ぐ宗教弾圧事件

2017年12月19日

【新唐人2017年12月19日】

厦門大学の博士課程履修生、陳霄(ちんしょう)さんは12月14日、学生食堂でキリスト教について学生に説明したとして、大学から処分を受けました。

 

また同日、天津財経大学の内部文書もネットに投稿されました。同文書は、同大の党委員会統一戦線部が、校内におけるキリスト教の浸透について調査するよう指示する内容で、調査の対象は全校の教職員と学生で、香港、台湾、外国の留学生、外国人教師も含まれていました。

 

同文書は、調査は中央統一戦線部国家宗教局の部署と、天津市委員会の指示によるものと指摘しており、天津財経大学だけではなく、全国的に実施されている可能性があります。

 

政府は宗教弾圧を行うほか、宗教を変え、コントロールしようとしています。官製の「三自愛国教会」を設立し、共産党員を駐在させ、神職者は政府が選出しています。宗教を商売にし、金や女や地位で誘惑して、ついには宗教を共産党と同じ低俗なものに変えてしまっているのです。

 

こうした中、中国の宗教界ではさまざまな珍事件が起こっています。最近も、党大会の精神養成訓練班が仏教協会に派遣されました。中国仏教協会副会長、海南省仏教協会会長の印順和尚は3時間の講演を行い、驚くべきことに、「党大会の報告書は現代の仏教経典であり、自分も3度写本した」と述べ、「仏教徒は写本すべき」と呼びかけました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2017/12/19/a1355516.html(中国語)

(翻訳/白白 映像編集/李)

トップページへ