【新唐人2010年4月1日付ニュース】グーグルが中国を撤退する引き金となったのは、中国共産党のネットへの検閲でした。最近、この種の言論統制に対し、市民も立ち上がりました。言論の自由を守るため、司法の場へと訴えたのです。
北京のネットユーザー、華沢(かたく)さんは、今年2月、「中国の道を探るネット大討論」と題する書き込みを発表。ネット上(訳注:「凱迪猫眼」という名のブログ)で強い反響を呼びましたが、3日後には削除されました。華さんは提訴しましたが、裁判所は受理しませんでした。
北京のネットユーザー 華沢さん
「裁判官を詰問しました。憲法第35条が私に与えた言論の自由について。『受理しないなら、受理しない理由と裁定書をほしい』と求めましたが、拒否されました。司法への信頼が全く消えました」
華さんは、「中国のネットとメディアは、誰かに操られている」と語ります。
北京のネットユーザー 華沢さん
「書き込み削除は、中国では当たり前です。私のブログに貼り付けレスをした女性は、賛同を示すと、警察が彼女の職場に来て宣誓書(訳注:これ以後はそのことをしない、関与しないという内容の文書)を書かせました。ひどすぎます」
江蘇省の呉さんは、「国内ネットの検閲が厳しいのは、敏感な言論を封じるためだ」と言います。
江蘇省のネットユーザー 呉さん
「メディアは操作され、中国には自由な表現の場がなく、政府の声しかありません」
湖北省の遊さんは、「グーグル社の勇気を、ほかのサイトも見習ってほしい」と述べます。
湖北省のネットユーザー 遊さん
「情報の自由を守ろうとするグーグル。ネットの管理者として、もう悪に協力してはなりません。それは悪事です」
新唐人記者がお伝えしました。