【新唐人2011年11月7日付ニュース】アメリカ政府は11月3日、中国とロシアの情報機関や企業が、自国の経済発展のために、サイバー攻撃を通じてアメリカの機密文書を盗んでいると指摘。サイバー攻撃の加害者として、初めて公開文書で、中国とロシアを名指ししました。中国の元諜報員らは、その指摘に間違いはないと証言します。
アメリカ政府が公表した報告書によると、中国は商業スパイの活動が最も多くて活発な国だといいます。
かつて中国で諜報活動に携わった李さんは、中国の情報機関はこれまでずっとアメリカに狙いを定めてきたと証言します。
中国・元諜報員 李鳳智さん:「米国は中国情報機関の最大目標です。米国は世界の経済大国ですから中国は国際的地位を維持し、いわゆる“台頭”のため。国内の問題も含め、米国とは複雑かつ密接な関係にあります。商業スパイも含みます」
中国のネット専門家、張新宇さんはインターネットから中国共産党の脅威を排除しようと、自身のサイトでネット愛好者に連帯を呼びかけています。張さんによると、中国当局はサイバー攻撃の教育を広く行っています。
ネット専門家 張新宇さん:「パソコンシステムがある所はいわゆるネット安全研究があり、サイバー攻撃やウィルスを研究しています」
かつて中国の軍隊で授業を行った際、サイバー攻撃を競うコンテストがあるのに気づきました。
ネット専門家 張新宇さん:「軍隊では毎年コンテストがあります。1種目だけではありません。他人のネットをパンクさせたり、情報を盗んだりなど。中国にはハードがいくつもあります。軍隊は独立しており、軍独自の光ファイバーがあり。警察にも独自の光ファイバーがあり、少なくとも3つはあります」
納税者の金を使い、サイバー攻撃の研究をしているとも証言。
ネット専門家 張新宇さん:「全土で攻撃用プログラムをやっています。Eメールやイラストを使っています。ウィルスのトロイの木馬です。トロイの木馬で相手のパソコンに入り込み、遠隔操作をします。相手のパソコンがオンならば遠隔操作可能です。中国では大勢がやっており、米国より多いはずです。この点から世界の大きな脅威だといえます」
張さんによると、中国は今、億に上る遠隔操作用の攻撃プログラムを使っているそうです。しかし開放された空間がネットの特徴なので、防御ソフトの作成は、ネット封鎖を突破するソフトの作成より10倍は時間がかかるといいます。
中国とロシアは、米国を戦略的なライバルとみなすので、アメリカの機密情報の収集に全力を注ぐのだと台湾の元諜報員は語ります。
台湾・元諜報員 呉子逸さん:「特に中国共産党はこれが当たり前です。各国に多くの諜報員を配置しています。大部分は国安局に属していますが、海外では外交官やビジネスマン、学者に化けています」
先月、アメリカ下院の情報特別委員会のマイク・ロジャース委員長は、議会の聴聞会で、中国に圧力をかけてこれらの活動をやめさせるよう、欧米やアジアの同盟国に訴えました。台湾の専門家、呉教授も、共産党の脅威を案じています。
台湾中華経済研究院 呉恵林教授:「中国が自由・民主体制にならなければ、健全な発展モデルに戻れません。でないと世界の脅威となります。今は 米国一国の問題ではなく、世界が直面する問題です」
中国のゆがんだ経済モデルは、世界の経済危機の発信源ともなっていると教授は指摘。この問題を世界は重視するべきだと語気を強めました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2011/11/05/atext613252.html. (中国語)
-【禁闻】美官方首次公开指控中共网络间谍.html





















