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北京大気汚染 中南海は厳しい測定基準

2011年12月08日
 
【新唐人2011年12月9日付ニュース】北京では今、大気汚染によるスモッグが深刻です。飛行機の便に遅れが出たほか、マスクが店頭から消え、病院も患者であふれています。一方で、中国の要人が住む中南海は、特別な空気清浄機で守られているそうです。
 
中国政法大学の何兵教授は、北京の自宅の空気清浄機を洗ってから10日後、再び洗うと、墨汁のように真っ黒になったとブログで暴露。
 
北京児童病院:「呼吸器系の病気が一番多く、外来は毎日7千から8千人、病床は900余りですがいつも満杯です」
 
ある北京市民は、自己防衛のために家を出ないとまでいいます。
 
北京市民:「外に出れば息が荒くなります。薬も効きません。歩くと全身汗をかきます。自宅近くのテレビ塔も見えず、スモッグで朝晩は真っ暗です」
 
実際、外に出歩いた市民は体の不調を訴えています。
 
北京市民 劉さん:「今日の午後2時間ほど歩くと鼻が詰まって、調子が良くありません」
 
12月4日、中国にあるアメリカ大使館は北京のPM2.5の測定データを発表。制限値の500を超え、522に達しました。PM2.5は、ディーゼル車などから排出される粒子状物質です。
 
ある空気清浄機メーカーは公式サイトで、中南海に特別な空気清浄機を提供していると発表。測定は非常に厳しく、絶対の安全を保証しています。中国の環境汚染について、ある医師は社会問題だと指摘します。
 
祝医師:「腐敗や環境汚染、これらを語ると社会の安定を乱すなどと当局は言います。官僚が守ろうとしているのは正義と良知ではなく、道義でもなく、国と国民でもなく、自分の利益にほかなりません」
 
大気汚染の深刻な状況を隠蔽しているとして、関係当局を訴えるという市民もいます。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
北京城毒雾弥漫-中南海空气特供.html (中国語)
 

 

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