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中国の人権派弁護士の境遇

2010年04月14日

【新唐人2010年4月15日付ニュース】近日、高智晟(こう ちせい)弁護士はメディアに人権活動の断念を洩らしました。同じく法輪功を弁護したため、やむなく中国を離れたカナダ在住の郭国汀(かく こくてい)弁護士は、「高弁護士を海外へ追いやることは、まさに共産党当局の企みだ」と言います。

失踪から一年。この一年間、高氏の身に何が起こったのでしょう。彼の境遇やこれからについて、案ずる声は絶えません。郭弁護士は、当局は躍起になって高氏を海外へ追いやろうとしていると言います。
 
人権弁護士 郭国汀氏
「高弁護士が国内にとどまる意義は彼が米国に行くより遥かに大きい。家族が中国から追い出されましたが、これは当局の企てで、目的は高弁護士を追い出すため。」
 
また、高氏の境遇から中国の人権状態が垣間見える、と言います。
 
人権弁護士 郭国汀氏
「中国共産党は最も正義感のある人権派弁護士らの生存権を野蛮な方法で奪いました。中国人の心とモラル一切を壊しても構わないのです。」
 
同じく法輪功案件を受理したため殴打・監禁されたことのある李和平(り わへい)弁護士も、ここ一年仕事の依頼がありません。高氏の友人でもある李氏も、郭氏の判断を認めます。
 
人権弁護士 李和平氏
「彼は自由に動けず、制限されています。今、巨大な圧力の下、人として家族を偲んでいるはずです。」
 
外部とのわずかな接触の後、高氏の音信は再び途絶えました。
 
新唐人記者がお伝えしました。

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