【新唐人日本2012年1月17日付ニュース】多くの主要国が選挙を迎える2012年、幕開けとなった台湾総統選は馬英九総統が再選を決めました。この結果に対し、台湾在住の天安門事件の学生リーダー、王丹さんは、有権者が主権の価値より経済要素を選んだ事が選挙結果に影響したと述べました。
選挙の結果に対し王さんは15日、民進党は中台問題において説得力が足りなかったと指摘。その上、国際経済情勢の影響の下、決め手となったのは経済要素だったと分析。
華人民主書院董事会主席 王丹さん
「中国大陸の台湾に対する影響は実際はもっと深刻だと思います。今回の選挙のような影響だけでなく、今回の選挙で決め手となったのが経済分野の有権者です。結局 主権や価値への関心が経済より低かったという事です」
大企業による“92年合意”への支持の集団意思表示は中国当局が与えた影響の結果だと述べます。
華人民主書院董事会主席 王丹さん
「今回の企業家の集団意思表示から見ると彼らはほとんどが中国に進出しています。中国の台湾に対する明らかな影響です。中台間の交流が増えてから目立つのは 台湾の民主主義が中国に影響を与え、中国経済も台湾に影響しています」
また、中国大陸の不安定な情勢の中、中国に依存しすぎると、自主性を失う恐れがあると、案じます。
華人民主書院董事会主席 王丹さん
「現在の兆しから見て、中国の各方面は揺れ動きの段階に入っています。経済情勢が揺れ動き始め、社会底辺が揺れ動き始め、上層部の権力関係も揺れ動き始め、中国は不穏な時期に入っています。馬総統にはこの問題を真剣に考えてほしいです。国民党は一つ誤解していますが、つまり 大陸は中共の統治下安定的に発展していると思っていますが、これは誤った判断です」
中台間の交流が盛んになっている中、台湾が普遍的な価値観を貫き、華人世界の民主の灯台になれるかどうかは、台湾国民および政府にかかっています。
新唐人テレビがお伝えしました。





















