【新唐人日本2012年1月19日付ニュース】
こんな政府に何が期待できる?
「ネット上にこんな文章が掲載された。『この政府に期待できるのか』。文章によると 先日 中国の漁船が韓国の海域で操業。韓国メディアによると 、『中国船長が韓国警察を刺殺、死刑になるかもしれない』。中国当局は漁民への法制教育強化を表明、しかし 渤海の汚染で瀕死状態の魚や、漁ができない漁民の生存は言及しなかった。
また ある報道によると、ホームレスが病院の前で凍死。当局は『管轄範囲が違う』と一蹴。ホームレスが凍死した場所は鎮政府から100m、警察署からは500m。この時代 誰に頼れるのか?政府に何をしてもらったのかは聞けない。貴方が何をしたのか、政府は全部管理する。貴方の役目は政府に迷惑をかけず、『順民』になり、ひたすら耐えること。『格好よく死ぬより惨めに生きるがまし』。政府は金持ちに花を添えるのは得意だが、貧乏人助けは苦手のようだ。一部の人を先に金持ちにさせると、彼らはほとんど欧米に逃げてしまった。多数の人は裕福になれない。裕福になれないだけでなく、重税を課せられている。中国経済は世界2位、ぜいたく品消費も世界2位、庶民の税負担も世界2位。大したものだ。お金が有り余った政府は年末には予算を使い切るために金をばら撒く。しかし、庶民への『おひねり』はない。政府はどうしてこうするのか。
記者王克勤が『微博』で原因を分析した。全国数万台のスクールバスが60人の児童を乗せているのに、数十万の公車はたった幹部1人を乗せる。彼らが医療を重視しないのは、彼らには幹部専用病室があるから。教育を重視しないのは、彼の子女はみな海外に出たから、食品安全を重視しないのは、彼らには特別供給食品があるから。渋滞を重視しないのは彼らは前にパトカーを先導させるから、国家の未来を重視しないのは彼らの妻子はすでに米国に移住したから。こんな彼らが 貴方を助けると思うか?住宅や医療 教育問題を解決してくれると思うか?尊厳のある生き方を与えてくれると思うか?こんな政府に何が期待できる?」
「中国式父親」が「中国式大学」に遭遇
「『中青報』によると、陝西省の農民 韓培印さんが息子を大学に行かせるため、苦労して出稼ぎを続けた。息子が大学を卒業したとき、彼は驚きの現実に気が付いた。『大卒の息子の給料では今までの借金を返せない事を』。息子の給料は農民工の自分よりも低いのだ。彼は嘆く。『今になってわかった。大学に行っても役に立たない事を』。これに対し「観点中国」が評論文を掲載、韓さんのような境遇に対し、嘆くと同時に、やはり疑問に思う。『進学は果たして役に立つのか』と。
もう一つの報道によると、中国の『反人質交渉専門家』と呼ばれる高鋒教授が湖北大学の人文講壇で言った。『今の4大卒は昔の中卒、修士は昔の高卒。博士でやっと昔の大卒レベルだ』と。大学の募集は増える一方、大学生の素質は低下の一途を辿る中、この直観的な比較は鋭いながらも、的を得ている。しかし、韓さんのように、運命を変える事を夢見る一介の庶民にとっては、この喩えは重い打撃に違いない。息子の大学進学を誇りに思い、その将来のため、生活を切り詰めている時、思いも寄らなかっただろう。全力を尽くして作り上げたのは『昔の中卒レベルの息子』である事を。近年、農村籍大学生の比率は下がり続け、度々取り上げられている。大学生養成費用が高すぎるほか、比例にならない『投資』と『収穫』も重要な原因なのかもしれない。先は見えなくても、農村の人にとって、大学は依然運命を変えるための唯一の道なのだ。大学に行くべきかどうかは、彼らの前に横たわる一つの選択なのだ。最後に、文章はこう結んだ。『中国式父親』が『中国式大学』に遭遇。韓さんの困った境遇は、この階層の庶民の縮図で、選択肢のない出口によって、農民子弟は生まれながら不利な地位に置かれる。他にもっと良い出世の道がない状況下、かすかな希望しかなくても、大学進学を選択するのは、運命を変える唯一の機会だからだ。これで、中国式父親の悲惨な境遇も繰り返し上演されるのだ。このような結果には、更なる悲しみがこみ上げる」。
毛主席の功労
ネットの書き込みによると、大躍進の時、ある村の共産党書記が養豚場に行き、豚の出産状況を尋ねた。飼育員は興奮しながら、『我が家は代々養豚していて、一回の出産で 最多8頭です。今回はなんと12頭も生まれました。すべて毛主席のおかげです』と言った。書記も喜んで言った『主席は偉大だ 毛主席に感謝します』。