【新唐人2010年4月25日付ニュース】最近米中で焦点となっている、人民元の切り上げ問題。アメリカ共和党の上院議員、リンゼー・グラハム上院議員は他の議員と共に中国の為替操作を阻止する議案を提出。この議案に対し自信を見せます。
米国上院議員 リンゼー・グラハム
「中国の発展は喜ぶが、我々を犠牲にすべきでない」
4月22日、上院金融委員会の聴聞会でサウスカロライナ州のグラハム上院議員は「中国の為替操作は、アメリカ経済と雇用に打撃を与えた」と述べました。
米国上院議員 リンゼー・グラハム
「低コストの中国製品や人民元安が生む利益は米国市民を犠牲にしています」
3月、グラハム議員は他の議員と共に、中国製品から関税を取ることで中国の為替操作を阻止する議案を提出。グラハム議員は、この議案は多くの賛同を得るはず、と述べます。
米国上院議員 リンゼー・グラハム
「もし議案が表決されれば、議員80~90名は賛成するはず」
アメリカ上院で根強い「中国を為替操作国と認定せよ」との声。しかしアメリカ政府はこの問題に関し、判断を先送りしています。一方、IMF・国際通貨基金は最新の世界報告の中で「人民元の貨幣価値は低すぎる。切り上げは中国や世界経済にとって必要」と指摘。G20(ジー・トゥエンティ)の会議ではインドやブラジルが「人民元は切り上げるべき」と強調しました。
また、「間もなく人民元は小幅な切り上げがあるだろう」とのうわさが飛び交っています。
米国上院議員 リンゼー・グラハム
「突然の切り上げを望みませんが、為替制度を確立してほしい。政治圧力から脱却してほしい」
新唐人記者がワシントンからお伝えしました。