【新唐人2012年6月10日付ニュース】中国湖南省の民主活動家・李旺陽さんが、6月6日、不審な死を遂げました。自殺と断定した当局に対し、民間からは真相を求める声が絶えません。一方、李さんの妹夫婦や友人らは警察当局に軟禁され、検死の委託を受けた弁護士は行方不明になっています。
23年間の刑務所生活で両目を失明し、聴力も失い、歩くには付き添いが必要な李さんが、6日朝、病院で首吊り自殺したと伝えられました。奇妙なのは、首を吊って死亡したはずの李さんが、両足が地面についており、首に巻かれている紐の結び目はプロ登山家の結び方です。香港メディアは、目の見えない李さんにこの結び方はできないと分析しています。
李旺陽氏の義弟 趙宝珠さん
「兄の死は怪しいです。我々の要求は弁護士らが検死に参与する事ですが、まだ弁護士には会っていません」
警察は事件当日、李さんの遺体を運びだし、妹夫婦をホテルの中に隔離しました。一方、援助を約束した複数の弁護士が7日湖南に到着後、突然連絡が取れなくなっています。
記者
「弁護士と見舞いに来た貴方たちの友人はみな止められているのですか?」
李旺陽氏の義弟 趙宝珠さん
「取材にお答えできません」
記者
「自由を制限されているのですね」
李旺陽氏の義弟 趙宝珠さん
「ええ、電話ではこれ以上言えません」
李さんの友人・尹正安さんも6日夜から軟禁されています。尹さんは、当局は意図的に李さんの妹夫婦を孤立させていると示します。
李旺陽氏の友人 尹正安さん
「彼ら(妹夫婦)は臆病なので、孤立させることで当局は目的を達する事ができます」
湖南省の民主活動家・周志栄さんは公に真相調査団を発足し、李さんの遺体検死の監督に参与すると宣言しました。
湖南省民主活動家 周志栄さん
「すでに湘潭の警察に連絡済みです。私を検死に参加させるか、あるいは拘束するか、これは湖南の民主活動戦士を代表して発起した民間真相調査委員会の態度です」
現在、国内外ではすでに3000人を超える人が連名で、李旺陽さんの死因調査を求め、警察当局の責任追及を求めています。
新唐人テレビがお伝えしました。
(翻訳/坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/工)





















