【新唐人2012年6月10日付ニュース】6月6日、中国湖南省の民主活動家・李旺陽氏が突然死亡。当局によって自殺と断定された李氏の死亡には不審な点が多く、国内外では真相を求める声が絶えない。6月9日、家族の同意もない状況下、李氏の遺体は当局によって強制的に火葬された。このことは国際社会の怒りを招き、6月10日、香港では李氏の死因真相究明および事件の徹底的な調査を求める大規模デモ行進が行われた。
10日午後3時半にスタートしたデモ行進には、30あまりの団体からおよそ1万人が参加した。デモ抗議の発起人の1人、支聨会の李卓人主席は“李旺陽氏の「自殺事件」には極度の憤りを感じる。中共は遺体を火葬して、証拠隠滅を図っている。これは民衆の基本的な人権に対する蹂躙である”と憤慨を示した。また、香港市民にはデモ行進に積極的に参加することで、中央政府に対する憤りを示すよう呼びかけた。
デモ隊は最後に、中聯弁前にまで進み、当局に対する抗議を示した。
(翻訳・編集/坂本)