【新唐人2012年6月26日付ニュース】近日、中国南開大学の男子学生が捨て子を拾い、大学の宿舎で“臨時父親”になった経歴がネット上に掲載され、瞬く間に数十万人の熱い議論が展開されました。赤ちゃんを捨てた生みの親への非難や警察当局の不作為を批判する声も聞かれました。一方、男子学生は正義のためなら粉骨砕身しても悔いはないと応じました。
大学生の龔さんが、北京駅で生後11日の赤ちゃんを拾い、大学の宿舎につれて帰って臨時の父親になった経歴をミニブログで綴りました。この不思議な出来事は瞬く間に多くの人を引き付け、コメントだけでも30万を超えました。赤ちゃんを捨てた生みの親への非難など、様々な内容が書き込まれました。
一方、北京鉄道警察当局は、“知り合いが赤ちゃんを男子学生に預けたと公表。また、6月19日、北京南駅で赤ちゃんの母親が赤ちゃんとベビーカーを男子学生に渡すのを見たとの情報まで現れました。
これらの情報に対し、ネットユーザーは、“警察当局はメディアと組んでこのようなデマを流し、世論の矛先(ほこさき)を男子学生に向けさせているのだ”と容赦しません。
また、捨て子を発見した男子学生が通報したものの、警察に無視されたためやむなく連れて帰ったのではないかとの同情の書き込みもあります。
これらの推測や議論に対し、龔さんはこう応じました。“私は疲れた。言い返す力もない。赤ちゃんはすでに警察に渡したので、DNA鑑定を待って親の罪を定めることになるだろう。正しいのは正しい。正義のためなら、粉骨砕身しても悔いはない。”
新唐人テレビがお伝えしました。
(翻訳/坂本 ナレーター/萩野 映像編集/工)