【新唐人2012年9月2日付ニュース】悪名高き中国の城管。城管とは中国独特の職業で、無許可の露天商などを取り締まる政府職員のことです。最近、多くの観光客で賑わう福建省アモイ市コロンス島の女性が、車4台で強制立ち退きに現れた城管隊と警官隊に対し、雄弁(ゆうべん)をふるって立ち向かいました。結局、道理に詰まった城管隊はその場から離れました。この場面を目撃した通行人らが女性に喝采を送りました。
福建省アモイ市の女性
「中国共産党はまだ90歳、私の家は100年以上になる。不動産証明が必要ですか?!これだけの陣容があるなら、釣魚島に行かないで、コロンス島の庶民の家に来て何をするのですか?違いますか?!釣魚島はあなたたちを必要としている、違いますか?!」
8月30日、この映像がネット上に掲載されると、瞬く間に大ヒットし、ネットユーザーからも「女傑だ」と喝采が送られました。事件後、アモイの地元テレビ局が弁護士と事件当時現場にいた城管の責任者を番組に招き、討論を行いました。出演した弁護士は“アモイの城管は女々しすぎる。法律執行の力を見せ付けていない”と発言しました。
これに対し、ネットユーザーはこんな書き込みを残しています。“中国には野蛮な法律執行は山ほどあるが、理詰めで論争する度胸のある人はまだ少ない。この女性に喝采を送る。”“女性一人の勝利は弱者層全体の勝利ではない。野蛮な法律執行が一日でも存在する限り、被害者はまた現れる。”
新唐人テレビがお伝えしました。
(翻訳/坂本 ナレーター/佐藤(マ) 映像編集/工)