【新唐人2012年9月7日付ニュース】9月4日中国江蘇省連雲港市のネットユーザーによると、「連雲港円周率機械有限公司の董事長・王臣が一家を連れて、巨額を持って逃走しました。持ち逃げした金額は10億元。これで連雲港の銀行も終わりだ」
ネット上には、連雲港市円周率機械有限公司の正門の写真まで掲載され、上には「連雲港市人力資源と社会保障局労働保障監察」からの指令書が貼られています。
「今日港城」の公式サイトが王臣の逃亡を認め、「連雲港円周率機械公司の董事長が逃走して10数日が経ち、彼の別荘のものは全て奪い取られた」と伝えています。このサイトでも空っぽになった王臣の別荘の写真が見られます。別荘は内装も終わっていないようです。
「中国企業家雑誌」の微博によると、浙江省では今「逃走ブーム」が上演され、逃げる企業家は自分と家族のために、「移民の道」をすでに敷いてあるそうです。「全省で資本金1000万元以上の企業家の24%がすでに移民手続きが完了しており、申請中が32%だそうです。実に半分以上の浙江省の企業家は浙江人ではない」 このような現象は全国どこでも普遍的です。
国務院発展センターの学者・李佐軍氏が内部報告のときに「2013年中国では、経済危機が勃発する」と言いました。経済危機の表れとして、一部中小企業が破産し、一部銀行が破産する。一部の地方政府も破産する。現下の状況から見て、中国の経済状況は間もなく悪化するでしょう。欧米経済が低迷している中、中国の製造業も危機に直面し、発注量が激減したため、中国の造船企業の倒産がますます増えています。専門家の推測では、今後2~3年で倒産する造船企業は50%に達する見込みです。もっと悲観的な推測は3400社の造船企業が300にまで減ると見ています。
鋼鉄の価格は製造業の盛衰のバロメーターです。「フィナンシャルタイムズ」によると、中国の鋼鉄価格は3年来の最底値を記録しているそうです。鋼鉄企業17社の赤字は10億元です。中国鋼鉄工業協会名誉会長・呉渓淳氏は「8月の鋼鉄市場はすでに崩壊状態だ。如何なる企業であれども宝鋼も含めてだが、このような鋼鉄価格では赤字になるのは必然的だ」と言いました。
「ウォールストリートジャーナル」は北京は経済刺激策を十八大以降に遅らせると暗示しているが、しかし今回の刺激策には更なる毒薬が入っている」と報道、李佐軍氏は「もし2013年の経済危機回避のために経済を刺激すると、更なる災難性の崩壊を引き起こす」と予測しています。
本日のマイクロニュースはここまで。
(翻訳/坂本 映像編集/工)