【新唐人2010年5月18日付ニュース】四川大地震から二年。多くの方が地震に心を痛め、世界各地からは多額の寄付が寄せられました。では、これらのお金は一体どう使われているのでしょうか?
四川省汶川県映秀鎮の住民によると、地元政府の幹部は地震後、みな新車に換えました。しかも日本円で数百万もする車を、一度に7、8台も替えたそうです。
ネットユーザーが現地で調べた結果、地元政府には、スバル レガシィアウトバック日本円で約300万円、トヨタ ランドクルーザー 約500万円、フォルクスワーゲン トゥアレグ 約600万円など、これらの高級車が並んでいたそうです。
地元住民によると、以前は政府にお金がなく、おんぼろのマイクロバスが一台だけでしたが、地震後全国からの寄付金を使って、高級車を購入したそうです。
地元政府は5月14日に声明を出しましたが、高級車の出所は明かしていません。ネットでは、「逆にぼろを出した」と皮肉の声が上がります。現地で撮影した動画も大陸のサイトでは削除されました。
2008年6月2日の国務院の発表によると、国内外から寄付された物とお金は、総額417.42億元。実際受け取れた寄付は、お金が319.47億元、物は57.80億元相当です。
2009年1月、四川省北川の政府が110万元をはたいて、トヨタのランドクルーザーを購入したことが、ネットユーザーによって発覚しました。この情報は、たちまち大陸のネットで注目を浴び、被災者への寄付金濫用が案じられました。
最近の青海地震も二の舞になる恐れがあります。あるチベット族の作家は被災者に当てた公開状で、信頼できる団体に寄付するよう呼びかけました。
新唐人記者がお送りしました。