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浙江省7つ星ホテル 「まるで便座」

2012年11月29日
【新唐人2012年11月29日付ニュース】近年、中国には様々なアバンギャルドなデザインの建造物が現れ、ネットユーザーの笑い種になっています。“でかパン”、“もも引き”、“ビキニ”に続いて、近日“便座”そっくりの浙江省の7つ星ホテルが披露されました。2008年の北京オリンピック前後から、”鳥の巣“や”ウォーターキューブ“、中央テレビ局社屋などといった奇抜な建物が次々建てられています。
 
浙江省湖州市に建設中の“シェラトン湖州温泉リゾートホテル”は上海飛州集団が15億元、日本円で195億円を投じた7つ星ホテル。観光名所・太湖のリゾート地に位置し、建築面積は9.5万平方メートルを誇ります。しかし、外観が便座そっくりなことから、最近ネット上でからかわれています。
 
この前、ある建築関連サイトが“中国十大醜悪建築”の選出活動を展開。ネットユーザーによって“もも引き”と名づけられた蘇州の“東方の門”や“ビキニ”そっくりの杭州のスポーツ施設、および稻花香集団の“酒”社屋などが選出されました。
 
これらの変わった建造物に対し、ネットユーザーらは、中国は共産党体制下で急速に伝統にそむき道徳にそむく道を歩んでいると嘆きます。
 
甘粛省 周さん
「『鳥の巣』から中央TV局の『でかパン』まで、これらは上が導いた結果です。民衆の疑問 評価、感受などは眼中にありません。これが典型的なでたらめを変えたくない中国モデルなのです。前は断崖なのに、自転車で飛び降りようとしているのです」
 
四川省フリーライター 唐才龍さん
「今 中国は道徳に挑戦し、伝統文化に挑戦し、普遍的な価値観に挑戦し、これらのもので自分を宣伝しています」
 
また、こんな意見もあります。“中国の建築業界は目新しいものを求めるあまり、外国の建築の模倣や外国建築家を招聘するなどで、中国本来の風格を失いつつある。中国文化を体現しない中国建築は、私から見たら没落であり後退だ”
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)
 

 

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