【新唐人2012年12月6日付ニュース】最近、中国共産党官僚の腐敗堕落や情事に関する醜聞(しゅうぶん)が次々暴かれ、ネット上をにぎわせています。近日、山西省のある村の幹部に4人の妻と10人の子供がいることが明らかになりました。以前にも村民が陳情局にこのことを告発したものの、“それは人の能力だ”といわれ、処理されなかったそうです。
近日、人民代表大会の代表で、山西省太原市小店区西攢村(せいさんそん)の村民委員会主任・李俊文に4人の妻と10人の子供がいることが明らかになりました。うち、3人の妻とその9人の子供の戸籍は西攢村に登録され、父親はいずれも李俊文主任の名前になっているそうです。このことは、去年、村の幹部が入れ替わるときに始めて外部に発覚したといいます。
情報によると、李主任の“多妻多子”のことは地元ではよく知られていることで、妻たちや子供たちの名前を全部言える村民もいるほどだそうです。
不思議なのは、李主任とその妻たちは結婚証明証もなければ、子供たちの生育許可証もなく、当局の規定に従うと戸籍登録はできないはずでした。
太原市小店区村民 趙さん
「今の村幹部の権力は大きいですよ。でたらめのし放題です。庶民を抑圧するのもいれば、人を殴り殺すのもいます。庶民は告発もできません。彼らはマフィアを雇います」
中国メディアによると、西攢村では2010年6月から2012年4月までの間だけでも、村民が傷害を受けた刑事事件が11件発生。事件の容疑者らはいずれも李主任に金で雇われてやったと供述していたそうです。
太原市小店区村民 趙さん
「今苦難を受けている庶民はすごく多いです。訴えても無駄です。幹部の抑圧に納得がいかない庶民もいますが、上に反映しても、上は無視しています」
何度も陳情を試みたものの、なしのつぶてです。最終的に村民らは李主任の悪行をネット上に暴露する手を使いました。ネット世論の圧力の下、当局は李俊文主任の人民代表大会の代表資格を停止し、取調べを行っています。
新唐人テレビがお伝えしました。
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)