【新唐人2012年12月25日付ニュース】アメリカ・ペンシルバニア大学の教授で、生命倫理の分野における世界的な権威・アーサー・カプラン博士が最近、ホワイトハウスのサイトで署名活動を展開し、アメリカ政府に中国の臓器狩りの調査を促しています。1ヶ月間で25000人の署名が集まった場合、オバマ大統領はこの問題への解決に取り組まなければなりません。“強制臓器摘出に反対する医師の会”の医師は、この活動は善良な人々に行動を示す場を提供し、中国での罪悪を制止するためだと述べます。
「まだ生きている状態で、彼らの臓器は摘出されます」
2006年、中国のある軍医の妻が、中国で法輪功学習者らが生きている状態で臓器を摘出されているとの驚きの事実を明かしました。しかし、この恐ろしい証言は21世紀に生きる多くの人々には信じてもらえませんでした。しかし、その後の様々な調査結果が発表されるにつれ、人々はこの残酷な現実を認め、目を向けざるをえなくなりました。
「強制臓器摘出に反対する医師の会」Alejandro医師
「恐ろしすぎる犯罪行為で、確かに信じがたいですが、多くの証拠があります。2006年以降の証拠が私と多くの医師を説得しました。この罪悪は確かに起きています」
アレジャンドロ医師は自身が説得された二つの事実を挙げます。まずは、中国では毎年およそ1万例の移植手術が行われている一方、ドナーによる臓器提供はわずか5%。では、残りの95%の出所(でどころ)は一体どこなのか。もう一つは、1999年の法輪功弾圧から中国の臓器移植が急増しているのはなぜなのか。
「強制臓器摘出に反対する医師の会」Alejandro医師
「主な証拠は簡単です。臓器移植と臓器の出所の数の間に大きな差があります」
2011年6月、アメリカの非移民ビザDS-160 の申請書には、“強制臓器移植に加担していないか”についての記入が義務付けられています。答えが“イエス”であれば、ビザは拒否されます。
この事からも、アメリカ政府が臓器狩りの証拠をすでに把握していると推測されます。12月2日、アメリカ生命倫理学分野の権威・アーサー・カプラン博士がホワイトハウスのインターネットサイトで署名運動を展開し、オバマ大統領に中国の臓器狩りに対して調査を行うよう促しています。1ヶ月間でアメリカ在住の25000人の署名が集まった場合、オバマ大統領がこの問題を避けて通る事はできなくなります。
アレジャンドロ医師は、生体臓器摘出はナチス以来の医学界で発生した最も残忍な罪悪で、これは人類全体に対する罪であり、制止のためには一人一人が行動を取るべきだと呼びかけます。また、署名活動は善良な人々に行動を示す機会を与えているのだと示します。
「強制臓器摘出に反対する医師の会」Alejandro医師
「米国人はみな善良です。これらの犯罪行為を知る事になれば、きっと声を出すに違いありません。ただ何をすれば良いかがわからないので、我々は彼らに意見を述べる場を提供し、ホワイトハウスの注意を引き、この罪悪を制止し、無辜の命を助けてほしいのです」
新唐人テレビがお伝えしました。
(翻訳/坂本 ナレーター/大口 映像編集/工)