【新唐人2010年6月4日付ニュース】今年3月中国市場を撤退したグーグル。このグーグル撤退がもたらした影響とは何でしょうか。6月2日、欧州議会で行われた公聴会の模様をご覧下さい。
今回、欧州議会の公聴会に出席した、国境なき記者団の代表は、グーグルの決断を高く評価しました。
国境なき記者団 ルーシー・モリヨン
「いつか、中国の情報統制がなくなったら、このきっかけが何か、記憶するはずです」
グーグルの撤退が中国人にもたらした影響については、次のように語ります。
国境なき記者団 ルーシー・モリヨン
「グーグル撤退で 、中国人は情報封鎖を改めて考えました。中国人は情報封鎖を知っています。ただ、この件でその深刻さが分かったのです。そして 封鎖を突破する方法や政府が禁ずる情報に関心を持ちました。」
グーグルの代表は、中国市場を撤退した原因やいきさつ、その後直面した状況やこれからの戦略を述べました。
グーグル・欧州戦略部主任 シモン・ハンプトン
「サーバーの香港移転後、我々の検閲なしのサイトにつながる方がいれば、出来ない方もいて、一部のキーワードで阻止される場合もあります」
このような妨害に対応できるように、グーグルはさらなる技術開発を行い、情報の秘密を確保したい、とも述べました。
今年3月、中国の検閲を嫌うグーグルは、検索事業を中国市場から撤退し、香港に移転しました。
新唐人記者がお送りしました。
(中国語)