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住宅から8m先に高速鉄道―身の危険を案じて住民らが抗議

2010年07月15日

【新唐人2010年7月16日付ニュース】中国、黒龍江省のハルピンでは、高速鉄道の工事が始まりました。しかし鉄道は、住宅地からわずか8メートルのところにまで迫っています。

鉄道予定地のそばの住民は、「高速鉄道が我が家の8メートル先を走る。半歩先には死が待っている」と書かれた横断幕を掲げて、抗議をしています。列車が出す騒音や放射能などの影響を案じるからです。
 
鉄道予定地のそばの住民
「鉄橋から陸地に入るとき、列車は我が家からわずか8m。8m先を高速鉄道が走るなど、世界中、前例がありません。欧州でよく言うのは、高速鉄道は白血病、神経組織の破壊、
不妊症などの原因です」
 
住民は政府に陳情しましたが、政府は誠意ある対応を見せませんでした。そこで6月4日、千人以上の住民が、横断幕を手に道を塞いで抗議します。これに対し、大勢の機動隊が出動しました。
 
鉄道予定地のそばの住民
「大勢の機動隊が出動しました。我々が去ると、数十名の私服警官が現れ、物々しい雰囲気です」
 
抗議の後、住民の住む地域には、監視する私服警官が現れました。しかも深夜に騒音を出すなどの嫌がらせをするため、住民はろくに眠れないそうです。
 
新唐人記者がお送りしました。

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