HOME > ニュースページ > 社会 > 詳細

グーグル 中国で再び封鎖―今度はQ&Aサイトがターゲット

2010年08月07日

【新唐人2010年8月8日付ニュース】7月26日、グーグルは中国で「Q&Aサイト」を始めましたが、1週間もしないうちにアクセスしにくくなりました。これは、グーグルの中国での事業免許が6月末に通って以来、初めて当局から受けた封鎖です。

グーグルは7月26日から、香港のサイトで「Q&Aサイト」のサービスを展開。誰でもこのサイトで質問することが出来、別の人の回答を待ちます。しかし、7月30日からこのサイトにアクセスできないという苦情が中国各地から出ました。
 
情報によると、グーグルの検索エンジンは中国大陸では完全に封鎖されています。グーグルのオンライン広告や検索サービスも初めて完全に封鎖されました。
 
グーグルの発表によると、グーグルの香港のサーバーには技術的な問題がありません。ただし、当局の妨害があったかについては触れませんでした。
 
しかし、グーグルのシュミット会長はかつて「中国での業務は中国政府に左右される」と言いました。
 
実際、当局はグーグルの様々なサービスを妨害しています。例えば、グーグルが買収した動画サイト、ユーチューブも、中国では封鎖されています。
 
グーグルの電子メールサービス、Gメールも同様です。中国では、Gメールのサイトがすぐに閉じてしまったり、メールボックスが開けなかったりします。
 
今回封鎖の憂き目に遭った「Q&Aサイト」には、政治など敏感な話題があるそうです。例えば、「広東語の保護運動は民主化運動につながるのか」
 
中国での事業許可が下りてからわずか1ヵ月後の封鎖騒動。これは、表向き許可を与えながら、陰では破壊をたくらむという、当局の常套手段だと言われています。
 
アメリカの有名な新聞『ウォールストリート・ジャーナル』も、グーグルのサービスにしょっちゅう問題が起これば、中国人のグーグル離れを招くだろうと分析しました。
 
中国のある調査会社のトップも「グーグルはこれから中国市場のシェア競争をする中で、政府からの影響をより強く受けるようになる」と以前、述べています。
 
今年の4月~6月、中国のネット検索市場におけるグーグルのシェアは、今年の1月~3月よりも7%減りました。中国市場でグーグルが生き残れるかは、中国当局の影響が依然として大きいようです。
 
新唐人記者がお送りしました。

トップページへ