【新唐人2010年8月14日付ニュース】中国メディアは最近、広東省のある工場が消毒もしていない廃棄プラスチックで食品容器を製造する過程を暴露。しかし、この種の容器に高温のものを入れると、有害物質が溶け出すそうです。
中国の屋台では通常、このような白いプラスチックの容器に熱いスープなどを入れてくれます。
国際食品包装協会の董副会長は、100℃以上に熱した油を容器に注ぐ実験をしました。すると、容器はすぐに溶けます。
董さんによると、これらのパックの主な原料は恐らく消毒されていない廃棄プラスチックで、それにタルク(滑石)や蛍光増白剤などを入れて作ります。高温のものを入れると、有害物質が溶け出すので、人への健康被害が案じられます。
中国メディアによると、広東省のあるプラスチック工場では、廃棄プラスチックを溶かしてこのような黒い粒状の原料を作り、それを食品容器のメーカーに売ります。このプラスチック工場の生産部の責任者によれば、広東省の8割の容器メーカーが、この工場から原料を仕入れているそうです。
新唐人記者がお送りしました。