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カナダのミスコン候補 人権のために声を出す

2013年04月06日

 

【新唐人2013年4月6日付ニュース】カナダでは2013年ミス・ワールドのカナダ代表の選出が始まりました。予選を勝ち抜いた40人の候補者が5月の決勝に進みます。中国系カナダ人のアナスタシア・リンさんも決勝に残った40人の中の一人。現在得票数3位です。コンテストに立候補したのは人権のために声を出すためだそうです。

 

カナダ「ミス・ワールド」候補者 Anastasia Linさん

「ミス・ワールド候補者が信仰や人権、自由などの基本的な価値のために、声を上げ続けることにカナダ人はきっと誇りに思うでしょう」

 

12歳の時にカナダに移住した林さんは現在トロント大学で演劇と国際関係学を学んでいます。2011年と2012年には唯一のアジア系女性代表として、カナダ外務省宗教自由事務所の諮問円卓会議に参加しました。同時に女優でもあり、主演映画『前世縁』は二つの国際映画際で受賞しています。18歳の時、当時のミス・ワールド優勝者Nazanin Afshin-Jamさんが人権活動家として講演を行うのを見て、衝撃を受けたといいます。実際、本当に立候補を決心させたのは、身の回りで起きた不幸な出来事がきっかけでした。

 

カナダ「ミス・ワールド」候補者 Anastasia Linさん

「製作チームに年配の女性がいました。彼女は中国で迫害を受けていて、海外に来たばかりでした。彼女の足や体には青あざがあり、労働教養所の殴打によるものでした。これは私が初めて目にした、中国国内で起きていることでした」

 

この女性は法輪功の修煉者で、中国で真実を伝えるビラを配ったため、強制労働収容所に入れられました。しかし、数ヵ月後、林さんの所には女性が亡くなったとの訃報が届きます。

 

カナダ「ミス・ワールド」候補者 Anastasia Linさん

「彼女の甥から聞かされましたが、収容所で血液に有毒物質を注射されたのが原因でした。そのときから私は立ち上がって、これらのことのために正義を取り戻す必要があると思いました」

 

世界中の自由を享受できない人々のために、声を出すことはとても有意義なことです。

 

有意義なことには、往々にして様々な圧力が伴うもので、林さんも学業とコンテスト参加のバランスを取らなければなりませんでした。人々の支持がこの道を歩み続ける力を与えてくれていると話します。

 

 “ミス・ワールド”は1951年イギリス・ロンドンで第1回大会が行われて以来、毎年行われている世界を代表する美と知性を競うミス・コンテストです。2013年カナダの決勝は5月8日と9日に、ブリティッシュコロンビア州リッチモンド市で行われます。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/04/02/atext873377.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)

 

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