【新唐人2013年5月21日付ニュース】海外のチベット人団体がこの頃、中国共産党武装警察部隊の内部資料を公表しました。この資料はチベット地区に駐屯している武装警察部隊の将兵にチベット人への憎しみを注ぎ込むもので、目的は非人道的な弾圧を抵抗なく執行させるためでした。
本部をノルウェーに置く“チベットの声”5月14日の報道によると、インド・ダラムシャーラーにある“チベット人権と民主促進センター”が、中国の武装警察部隊の内部資料を公表しました。
“チベット地区部隊の心理カウンセリングと防護手帳”と題したこの冊子は、四川武装警察総隊政治部が2008年10月に発行したもので、25の章節からなっています。質疑応答の形で、チベット駐在の武装警察、特にはチベット人に対する鎮圧に参加したことのある武装警察の心理カウンセリングを行っています。
冊子の中では激しい語句が使われています。例えば、“のさばっているチベット独立分子にどう対処すべきか?”“脳裏にちらつく残虐な処置場面にどう対応するか”“騒乱分子に攻撃されてなすすべを知らない現象にどう対処するか”などといった具合です。
第16条にはこう書かれています。“一部の兵士は騒乱分子がチベット刀や刃物、石等で襲ってくる残虐な場面を想像すると、つい恐れおののいてしまい、紅い服をまとった僧侶を見るだけで、高度に緊張してしまう・・・”
新疆の人権活動家 張さん
「89年の天安門事件を思い出します。当時は鎮圧部隊を北京の郊外に閉じ込め、一定期間の洗脳を行いました。チベット人への鎮圧において、これらのトレーニング資料で将兵に対して洗脳を行い、彼らの人間性を抹殺し、チベット人を鎮圧させるのです」
新疆の人権活動家・張さんは、封鎖された環境の中で将兵たちは洗脳教育を受け、当局から植え込まれた憎しみをもって、チベット人鎮圧にあたると述べます。
“チベット人権と民主促進センター”が公表した“2008年チベット人権年度報告”によると、2008年チベット人居住区で起きた抗議活動では、少なくともチベット人120人が当局の軍隊に射殺され、6500人以上が逮捕。190人が判決を下され、うち7人は終身刑。90人以上が10年以上の判決を受け、他にも多くのチベット人が失踪しています。
チベット亡命政府駐台湾代表 ダワ・ツェリンさん
「08年以降、中国政府はチベット人を刀を振り回す凶暴な暴徒だと宣伝し、ウイグル人を泥棒または暴力傾向にある人だと宣伝しています」
チベット亡命政府駐台湾代表ダワ・ツェリン(Dawa Tsering)さんは、中国の軍人は宗教信仰がないうえ、虐殺時に心理圧力を感じないようよう当局が指導を行うことで、人間性を全く失っていると指摘します。
チベット亡命政府駐台湾代表 ダワ・ツェリンさん
「中共の軍隊は内戦中もしくはチベットに対しても、または新疆や法輪功に対しても、一般庶民に対しても、鎮圧の対象が軍人ではなく、相手が一般庶民や女性子供など、丸腰の庶民なのに、軍人らは鎮圧の時全く容赦しません。自分の土地を守ろうとする人を車でひき殺しても、心理的負担は全く感じません」
ダワ・ツェリンさんは、共産党のやり方は責任を持つ政府のやり方ではなく、国家と民族の利益を考えない行為だと指摘します。今回の内部資料からも、“チベット人民は解放軍による解放を歓迎している”といった共産党の宣伝文句が真っ赤なウソであることと、チベット人が置かれている悲惨な立場を世界に暴き出していると指摘します。
2009年から2013年4月24日まで、チベット人の焼身自殺は121人に上り、うち、117人は中国国内のチベット人です。102人が死亡していますが、うち100人が中国国内のチベット人。特筆すべきなのは、この数字は中国当局が“反焼身自殺闘争実施方案”を公布し、“焼身自殺情報の漏洩を厳密に封鎖し、情報漏えい者に厳しい打撃を与える”などの措置を取ったあとの結果であることです。
学者の王力雄さんは、中国共産党の根本的な宗旨は自身の権力を保つためであると指摘します。共産党が最大規模の権力を行使して、いわゆる安定維持を行うのは、権力の安定維持のためであって、社会の安定のためではないのです。王さんはまた、共産党は行政システムおよび警察手段を利用して13億の人民を管理し、中国人全員を人質にして共産党の滅亡の道連れにしようとしていると指摘します。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/05/17/atext899169.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/大口 映像編集/工)