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中国の地下水が危ない――9割の地下水が汚染に直面

2010年09月13日

【新唐人2010年9月14日付ニュース】中国の人口の7割は地下水を飲んでいますが、専門家によると中国の地下水の9割は汚染されているそうです。特に、地下水への依存度が高い農民への被害が深刻です。

中国では、ある一定の地域で流行を繰り返す、いわゆる風土病が蔓延しています。これは環境と密接な関係があり、とりわけ水質がカギを握ります。
 
専門家によると、中国の地下水の9割が汚染され、そのうち6割以上が深刻です。
 
環境問題に詳しい馬軍さんの話では、最も汚染されやすいのが浅い所にある地下水だそうです。
 
さらに一部の企業の汚水の処理も問題があると指摘します。汚水を土にしみ込ませる、直接地下に流すなど、きちんと処理がされていません。
 
環境保護活動家の霍さんは、河は化学物質や重金属に汚染されたため、がん患者が多発する「癌村」が大量に出現したと語りました。
 
環境保護活動家 霍岱珊
「今の問題は河をきれいにしたくても、我々は民間組織で、カネもなく、政府の支持もありません。だから、あまり進みません。しかも一部の役人は、我々を支持しません」
 
最後に霍さんは、汚染問題は、次の世代の生存さえ左右するだろうと警告をしました。
 
新唐人記者がお送りしました。http://ntdtv.com/xtr/b5/2010/09/10/a428465.html#video
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