【新唐人2010年9月22日付ニュース】9月21日で、2400名以上が亡くなった台湾大地震から11年を迎えました。この日、宇宙科学の研究で有名な台湾・中央大学の劉教授は、地震研究に関する新発見を発表。地震波は宇宙にまで伝わるので、これを利用すれば地震や津波の予知に役立つといいます。
1996年から、劉正彦教授の研究チームは、地震波が宇宙に伝わる仕組みを研究し始めました。地震が起こると、地上の揺れのエネルギーが、宇宙へと伝わりますが、宇宙に届いた時には、エネルギーは1万倍以上に拡大するそうです。
台湾中央大学 劉正彦教授
「宇宙と地上はつながっています。地上のわずかな揺れも、宇宙で測定できるかもしれない」
GPSを利用すれば、逆に地上の揺れの激しい箇所を推定できます。この研究結果は国際的な学術誌「地球物理研究」に発表されました。研究チームは、2004年、インドネシア・スマトラ島沖地震において、津波の発生地点を探し当てました。
台湾中央大学 劉正彦教授
「2004年12月26日。スマトラ島沖地震の大津波、GPSを見てみると、はっきりと5分くらい揺れていました。津波の際 、空の電離層に届くので、そこから津波の発生を確認できます」
劉教授によると、この研究結果が2006年発表されると、海外メディアから、30分前には津波の予報を出せると紹介されました。
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