【新唐人2010年9月23日付ニュース】9月20日までの1週間で、台湾を訪問した中国政府の高官3名がジェノサイドなどの罪で法輪功学習者によって提訴されました。これについて、台湾の立法委員は、人道に反する罪を犯した人を台湾に入れるべきではないと政府の姿勢を批判しました。
広東省の省長、陝西省の代理省長、宗教局の局長が台湾で提訴されたあと、20日に訪台した湖北省の高官、楊松氏も同様に提訴されました。
台湾の立法委員 黄偉哲
「湖北省から多くの人が来ましたが、わざわざ疑惑の人物を送るとは許されません。人権に反する罪や、臓器狩り 、法輪功迫害の容疑など、そういう人は歓迎できません」
1999年6月10日、「610弁公室」と呼ばれる法輪功に対する専門チームが設立。中央から地方にまで根を張り、法輪功学習者に対する迫害を任務とします。
今回提訴された楊松氏は、湖北省のほか、武漢市の要職も務め、同時に湖北省の「610弁公室」も仕切っています。2002年から2006年まで、チベット自治区の高官だった頃、法輪功の迫害に主導的な役割を果たしました。情報によると、2010年9月までで湖北省では166名以上が迫害で死亡したそうです。
台湾の政治家は、こう検察に訴えます。
台湾立法委員 謝国樑
「それらの罪が本当なら、人々は許しません。検察も直視するはずです」
台湾立法委員 羅淑蕾
「台湾の法律で訴えたなら、司法は当然介入すべきです」
飛行場で抗議した法輪功学習者が警察に押さえ込まれた点については…
台湾立法委員 羅淑蕾
「法輪功の抗議が平和的な意見の表出ならば、警察は手荒な方法を慎むべきです。庶民の表現の自由を許す、それが民主国家のあり方です」
人道に反する罪で訴えられた中国の高官が、自由民主の台湾でどんな待遇を受けるのか、注目されます。
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