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中国作家15度目でようやく出国――体の自由を奪われても心は自由

2010年09月26日

【新唐人2010年9月27日付ニュース】中国・四川省の作家、廖亦武さんは天安門事件を批判する作品などを書いてきましたが、それゆえに、これまで14度も海外への出国を拒まれました。今回、ようやく当局の許可が出て、ドイツへと旅立ちました。

 
底辺に生きる人を描くことで定評のある廖さん。中国では出版禁止ですが、海外では人気があります。
 
過去15年、14回も出国を拒否されました。ドイツの政府関係者などが奔走した結果、ついにドイツへの出国がかないました。
 
自由な世界を勝ち取るため、多くの時間を犠牲にしたとそうです。
 
「ついに出国できたが、帰国するのか」という記者の質問に対しては…
中国人作家 廖亦武さん
「人の一生で、十数年は短くありません。一歩ずつ頑張って、今にいたりました。今回も拒まれたら、16回17回と申請します。同じような精神で、同じような方法で、帰国します。そこには私の仕事と、作品の土壌があります。私の心が自由でないなら、あの国であんな作品は書けません」
 
ドイツには10月末まで滞在し、各地の文学イベントにも出る予定だそうです。
 
ドイツ・ベルリンからお伝えしました。
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