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村民と共に強制立退きに抗議の記者 連行される

2013年08月17日

【新唐人2013年08月17日付ニュース】中国法曹界の趙暁光氏がミニブログに書き込んだ情報によると、8月10日、山東省青島平度市の警察が武器を手に、「財新網」の記者・陳宝成(ちんほうせい)さんとその家族、隣人に暴力を振るったあと強制連行しました。陳宝成さんは以前、地元政府の違法な強制立退きの内幕を暴露したことがあります。多くの弁護士やネットユーザーが次々と声援を送り、陳さんの速やかな釈放を当局に呼びかけています。

 

事件の目撃者である趙暁光さんは、ミニブログ上でその時の様子を“ハラハラした。教科書に書いてある人権など全く存在しなかった”と述べ、“仲裁に尽力したが、惨劇の発生を阻止できなかった”と書き込んでいます。「財新網」の記者・陳宝成の妻もミニブログ上で、陳さんらが平度市公安局の警察が引き連れてきたごろつきに無理やり連れ去られたと伝えています。

 

陳さんの状況について、多くのネットユーザーが注目していますが、現在彼の行方は分からないままです。

 

陳さんの委託弁護士 朱孝頂さん

「彼の状況は、今分かっていません」

 

平度市城関派出所

「私はわかりません。別のところへ電話してください。刑警隊に聞いてください」

 

記者は平度市刑事警察大隊に電話を掛けましたが、当直の警官からは、“そもそも陳宝成が誰か知らない”との答えが返ってきました。

 

平度市当局が違法な強制立ち退きを行っているため、陳宝成さんは村民と共に土地の権益保護を訴えていました。また、陳さんがメディアに対し、平度市、ひいては山東省政府を揺るがすだけの証拠を握っているとコメントしたため、当局による嫌がらせが絶えませんでした。今年2月には、待ち伏せしていた身分不明の人物に襲われ、事件は人々の注目を集めました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/08/11/a947454.htmll (中国語)

(翻訳/赤平 編集/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)

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