【新唐人2013年08月18付ニュース】中国国家衛生・計画生育委員会は8月8日、公式サイトで臓器移植専門病院165カ所のリストを公表しました。このリストには、各軍区の解放軍病院も多く含まれています。早くも2009年、明慧(みんふい)ネットは生体臓器狩りの核心機構である解放軍総後勤部が、法輪功学習者を殺害し、その臓器を販売していると指摘。近年、メディアの報道からもますます多くの証拠が暴露され、中国共産党当局が法輪功学習者から生きたまま臓器を摘出し、暴利を貪っている事は否めない事実であると証明されつつあります。
今回公表された病院リストのうち、臓器移植を行っている軍病院は北京地区だけでも解放軍総病院、解放軍第302病院、解放軍第307病院、解放軍第309病院、海軍総病院、空軍総病院、第二砲兵総病院、北京軍区総病院、武装警察総病院などが含まれています。
2009年11月11日、明慧ネットは解放軍総後勤部が生体臓器狩りの核心機構であることを暴露。1999年7月、中国共産党当局が法輪功を“最大の敵”に定めた後、コストのかからない法輪功学習者の臓器売買は当時解放軍委員会の主席を務めていた江沢民の黙認を得て、軍が暴利を貪る手段となりました。
明慧ネットによると、総後勤部は軍システムと国家資源を利用して、北京に陳情に行って逮捕された法輪功学習者のうち名前を言わない学習者、および各地で不法に逮捕された学習者の血液検査を行い、リストアップ。各地の軍事施設や戦備施設を法輪功学習者の収容キャンプにし、国家級の臓器ドナーバンクを作り上げました。また、臓器移植手術を行う過程で、万が一手術が失敗した場合、ドナーの資料と死体は72時間以内に全部焼却しなければなりません。
総後勤部は各レベルのルートを通じてドナーを軍病院と一部地方病院に送り、病院から直接現金を受け取ります。軍の上層部は総後勤部を通じて直接利益を得ることができ、臓器売買による利益は軍の予算には入りません。一方、生体臓器狩りを行う各レベルの部門は軍の経費で維持しています。このことからわかるように、生体臓器狩りはコストのかからない商売なのです。
吉林省の住民・彭(ほう)さんは、友人の一人がかつて病院で知らないうちに人体実験に使われたと話します。
吉林省の住民 彭振河さん
「もし今彼らを公判にかけるのなら、私が真っ先に立ち上がって、証人になります。暴利を貪るために病院は故意に人を殺し、生きた人を実験に使うのです。しかも正規の病院で行われ、免許のない医師が生体人体実験を行い、それからカルテを改ざんしました。生きた人間を人体実験に使う、これはどういう性質の問題ですか」
今年の7月12日、オーストリアの新聞“ヴィーナー・ツァイトゥング(Wiener Zeitung)が”生きた囚人からの臓器売買が急速に成長“と題した文章を発表し、中国共産党当局が法輪功学習者の臓器を生きたまま摘出している暴虐を報じました。中国当局は臓器のドナーは死刑囚であることを認めているものの、実際には法輪功学習者の臓器が第一選択となっていると報道。なぜなら、法輪功学習者の生活習慣はきわめて健康的で、しかも当局から迫害を受けているからです。
江蘇省蘇州市商人 顧志堅さん
「中国で暮らす一員として、これがもし本当ならば恐ろしい事です。他人の命がこのように恣意に殺されるなら、私自身も安全ではないと感じるからです。事実でない事を祈ります。もし本当ならば、政府と民衆は一緒に徹底的に調査すべきです」
ヴィーナー・ツァイトゥングの文章はまた、生体臓器狩りの有力な証拠を挙げています。例えば、患者はいつどの時間帯に手術を受けるか、自分で決める事ができます。もし死刑囚の臓器が使われるならば、これは不可能なはずです。統計資料にも疑問点があり、死刑囚の数は臓器摘出数の十倍であるはずです。中国の死刑囚の死刑執行数は年間2000人から3000人であるのに対し、臓器移植は12000例も行われています。
カナダの人権派弁護士・デービッド・マタス氏は、ここ数年で、少なくとも65000人の法輪功学習者が臓器摘出で死亡していると推測します。国際人権組織のキャサリナ・グリーブ(Katharina Grieb)主席はシンポジウムにおいて、“人間がまるで鶏であるかのようにおなかを切り開かれ、臓器が摘出される”と述べました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/08/13/atext948415.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)