【新唐人2013年08月31日付ニュース】山東省済南中級裁判所で行われた薄熙来元重慶市トップの初公判が幕を閉じました。海外の人権弁護士は、薄被告が犯した最も重大な罪である“法輪功学習者からの生体臓器狩り”などの人道に対する罪が当局によって意図的に回避されていると非難しています。
8月27日、アメリカニューヨークに本部を置く大紀元時報が、独自の情報筋から2006年9月13日に録られた薄熙来の通話録音を入手しました。当時商務部長だった薄熙来は、ドイツ訪問中に中国駐ドイツ大使館の一等秘書官との通話の中で、法輪功学習者からの生体臓器狩りは江沢民の指示で行われていたことを認めています。
秘書官
「薄熙来部長でしょうか」
薄熙来
「どちら様ですか」
秘書官
「私は大使館の一等秘書官です」
薄熙来
「ええ」
秘書官
「ちょっと急用ですが、今日の午後 ドイツ外務省から問い合わせがありまして、確認したい事があると」
薄熙来
「ええ」
秘書官
「えっと・・・貴方が遼寧省の省長だったとき・・・この事は明日の会見に関わるので、彼らは事情を知りたいと言っています。つまり、貴方が遼寧省で、省長を務めていたとき、江沢民、江主席の命令だったのか、それとも貴方自ら関与したのか、法輪功からの生体臓器狩りは貴方の命令? それとも江沢民の命令だったのですか」
薄熙来
「江主席だよ!」
秘書官
「ドイツ外務省は確かめたいのです。もし貴方がこの事に関与したのなら、一部会見の出席メンバーが変わるかもしれません。法輪功が・・・を提出したからです」
薄熙来
「もういい、馬(馬燦栄)大使に言いなさい」
秘書官
「この事は今日の午後に提出されたばかりで、我々に照会があったのです」
薄熙来
「馬大使に言いなさい。私に聞くんじゃない。馬大使はこの事が処理できないのか?」
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/08/30/atext958309.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)