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劉志軍元鉄道相の腹心 巨額収賄を認める

2013年09月12日

【新唐人2013年09月12日付ニュース】収賄罪で起訴された元中国鉄道部運輸局局長で鉄道部の元副総エンジニアの張曙光被告に対する審理が10日午前、北京第二中級人民裁判所で行われました。13件の収賄事件の中で、計4755万元あまりの賄賂を受け取ったとの起訴事実に対し、張被告は罪を認めました。

 

2003年に劉志軍が鉄道部長の座についてから張曙光被告はトントン拍子で出世しましたが、2011年2月28日、劉志軍の失脚後間もなく、張被告にも取り調べのメスが入りました。

 

中国鉄道専門家 魏さん

「張曙光は元々鉄道部で、大型バス処の処長でした。10年ほど前に汚職で取り調べを受けた際、600万元の巨額財産の出所が不明なことが発覚、妻のビジネスだと言って、その場を凌ぎました。その後瀋陽鉄道局の局長補助に左遷されましたが、劉志軍が鉄道部長になると、彼を元に戻しただけでなく、昇格させたのでした」

 

情報によると、張曙光は職権を利用して多くの鉄道プロジェクトを複数の民間企業に流し、その見返りとして巨額を収賄。最終的に高速鉄道の高額仕入れでその巨額の利益を隠していたといいます。鉄道専門家の魏(ぎ)さんは、実際の収賄額と関わった人数は当局が起訴した数字を遥かに超えるものであると示します。

 

鉄道専門家 魏さん

「高速鉄道の中国国内での仕入れは、国外仕入れの金額に比べ、実際は遥かに少ないです。国外仕入れの巨大な数字が隠蔽されています。だから彼らは豪邸を購入でき、スイス銀行に預金ができるのです。隠蔽する原因は、更に広範囲と上層部が関わっているからです。少なくとも張徳江にまでたどり着きます」

 

中国メディアの報道によると、劉志軍が犯した2回の職権乱用の罪は、張曙光が実際に実行し、女性企業家丁書苗(ちょうしょびょう)に数億元の不正利益を与えています。丁書苗も先日起訴されました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/09/10/atext964666.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/工)

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