【新唐人2010年11月1日付ニュース】中国西部の青海省政府は、2015年に現在のチベット語による教育を廃止し、中国語教育を全面的に行う予定です。この政策について、チベット文化をなくして、民族を消滅させるのが狙いなのではとの声さえ上がりました。
台湾駐在のチベット亡命政府の代表は、記者に対し、公立の学校ではとっくに中国語教育が行われており、チベット語は尊重されていないと語ります。
チベット亡命政府 達瓦才仁:「一部の民営の学校や私立学校はチベット語中心ですが。そういう学校も中国語教育を強制されます。民族の消滅にはまずは民族の言葉から、共産党の一貫した政策です」
最近、広東省の広州で発生した広東語を支持するデモがチベット族を触発したといいます。
チベット亡命政府 達瓦才仁:「法律を利用した、除籍などで報復するでしょう、出世にも響きます」
北京大学の元教授の袁紅氷(氏は、文化的な民族消滅が狙いだと指摘。
北京大学 袁紅氷・元教授:「共産党の教育改革は実のところ、文化からチベット族消滅を図る。口実に過ぎません。当然 、チベット族の反対を招きます」
報道によると、青海省政府は、2015年にチベット語による授業をやめて、中国語教育を実施する予定。これに対し、300名あまりのチベット族の教師と生徒が連名で反対を表明し、学生8000名あまりも平和的な抗議を行いました。
新唐人テレビがお伝えしました。
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