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中国の食糧安価時代は終わった――世界最低レベルの賃金の農民工が悲鳴

2010年11月06日

【新唐人2010年11月6日付ニュース】世界的な異常気象が続く中、基本的食料や農産物が市場最高値を更新しています。中国人民大学の教授によると、中国では近年、不動産に代わり農産物が投機の的になりましたが、農民工の賃金は依然世界最低を維持しています。 

食料の値上がりですが、小麦やトウモロコシ57%、米は45%、砂糖は55%上がりました。韓国の白菜、中国のにんにくも史上最高値を更新。
 
中国人民大学の鄭氏は、近年不動産価格が急騰したため、安価な農産物が投機の対象となったと述べます。
中国人民大学 鄭風田氏
「農産物は10%~20%値上がり、食糧の安い時代はもう終わりました。国際市場と比べると、中国の農産物の価格上昇幅は小さく、農民の苦労がむくわれません」
 
中国の学者・劉植榮氏は、「世界賃金研究」に最近発表した文章で、「中国の最低賃金は世界基準の15%未満。世界では159位だ」と述べました。
 
中国人民大学 鄭風田氏
「農民工の賃金は低すぎる。上がっても世界の底辺、本当に悲惨です。これでは生活できません。輸出企業は儲かり、安いから世界で売れるのですが」
 
ロンドンにあるNGO、世界開発運動WDM)は、投資銀行などの食糧への投機は、食糧価格のさらなる上昇を招くと警告。世界銀行もこれから2年間、食糧価格は最高値に達すると予測しています。
 
新唐人テレビがお送りしました。
上のリンクをクリックすると、このニュースの中国語が見られます。

 

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