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12年前世界を震撼させた天安門広場の1分

2013年11月22日

【新唐人2013年11月22日付ニュース】北京の天安門広場は中国の政治的象徴と見なされ、厳しい警備が敷かれていますが、中国各地の民衆が人権を求めて、陳情や抗議を行なう場所でもあるため、政治的敏感地帯となっています。12年前の11月20日、36の西洋人がはるばる海を越えて、天安門広場で心の声を発しました。わずか1分という短い瞬間でしたが、世界を震撼させました。我々はニューヨークのマンハッタンで、当時北京に赴いた36人の中の一人で、現在英語版大紀元時報編集責任者を務めるナニアさんに話を伺いました。

 

2001年11月20日午後2時、欧米の15カ国からきた36人の西洋人法輪功学習者が天安門広場で静かに足を組み、横断幕を広げました。

 

横断幕を広げてから17秒後、パトカーがサイレンを鳴らしながら疾走してきました。警察はすぐ36人を包囲しました。

 

現在、英語版大紀元時報の編集責任者を務めるジョン・ナニア(John Nania)さんも、あのときの36人の中の一人です。

 

大紀元英語版編集責任者 ジョン・ナニアさん

「行くときは何が起こるかわからず、ただ横断幕を広げたかったのです。画面を見てわかるように、『真善忍』の三文字が書かれています。警察に包囲され連行されるとは思いのほかでした」

 

この平和的な抗議はわずか1分で終わりましたが、世界を震撼させ、西側の大手メディアが相次ぎ報道しました。

 

(声:カナダの法輪功学習者ゼノン)

「世界中が知っている、米国も知っている、カナダも知っている、欧州も知っている、法輪大法は素晴らしい」

 

大紀元英語版編集責任者 ジョン・ナニアさん

「警察に連行されましたが、こんなに大きな影響を及ぼすとは、あのときはまだ分かりませんでした。ただ目的も達成できないまま、警察に連行されたと思っていました。意外な事にこのことは世界に広く伝えられました。これらの人たちが天安門広場で、平和的に横断幕を広げていたが、警察がすぐ彼らを捕まえた。彼らは何も悪い事をしていないと」

 

12年が過ぎました。深刻な迫害が次々暴露され、拷問、不明薬物注射、臓器狩りなどのおぞましい事が絶え間なく伝わってきています。明慧ネットによると、2013年上半期だけでも、外部が知り得た迫害による死亡者数は43人で、445人が不法な判決を下されています。

 

大紀元英語版編集責任者 ジョン・ナニアさん

「多くの法輪功学習者、無数の中国の法輪功学習者、世界中の法輪功学習者らは平和的な方法で、中国で起きている事を伝えています。真善忍の修煉者は皆良い人であり、中共に迫害されるべきではないと、12年前のあの事は各地の無数の法輪功学習者、無数のヒーローたちが行っていることの一部分に過ぎません」

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2013/11/21/atext1008666.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/大口 映像編集/工)

 

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