【新唐人2013年12月12日付ニュース】中国の中部、東部が11月28日より、連日深刻なスモッグに覆われ、民衆の不満を呼んでいます。ネット上には嘆きの声と当局を皮肉る言葉で溢れかえ、ちまたの話題も「スモッグ」一色です。ついに、街頭で政府の不作為に抗議する人々も現れました。
世界人権デーの12月10日、王蔵、追魂、厳正学さんなど、北京の芸術家たちが子供たちを連れて、北京の街頭で抗議を行いました。当局に対し、自由に呼吸できる権利、健康を守る権利、生きる権利などを求めました。
フリーライター・詩人 王蔵さん
「スモッグは中共政府の不作為によって、作り出された者です。長年環境汚染や権力者のための開発や工場建設を憚ることなく、行ってきました。民生を顧みることなく、中国の自然を破壊したので、抗議の声を出さねばなりません」
ネットユーザーらも、各都市の市民はみなマスクをして街頭に出て、または政府に行って、汚染対策における政府の失敗に抗議を示すよう、ツイッターで呼びかけています。
フリーライター・詩人 王蔵さん
「街頭での抗議は効果的だと思います。ネット上に文章を載せるだけでは足りません。街頭に出て、政府に圧力をかけるのです。圧力がないと、政府は何もしませんから」
間もなく、多くの市民がネットユーザーの呼びかけに応じました。
北京市民 呉さん
「私も参加します。必ず行きます。私も被害者ですから。子供がずっと咳をしていて、家族も全員鼻炎になりました」
また、抗議のスローガンを考えた人もいます。「生存を求める。命を繋ぎたい。政府の不作為で人民が災難に遭う。汚染対策の失敗は誰の責任なのか。座って死を待つより、抗議に出よう」
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2013/12/11/atext1022199.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/工)