【新唐人2013年12月16日付ニュース】台湾空軍の蒋福仲大尉が、ビジネスマンの叔父を通じ、機密文書を中国側に売り渡した事件で、台湾高等裁判所は11日、軍事機密を漏らした罪で無期懲役と公民権の終身剥奪を言い渡しました。
空軍士官学校を卒業し、情報処理を得意とした蒋福仲はかつて、内部のマニュアルを持ち出そうとして処分を受けましたが、今回もまた、機密文書を外部に漏らしました。
民進党 黄偉哲立法委員
「毎年 多額の税金で兵士を育てており、軍事費のうち、人事費が6割を超えます。それなのに裏切り者の兵士を育てたとは残念至極です」
中台の接触が増える中、軍人がスパイになる事件は尽きません。例えば、ある陸軍少佐は、退役軍人を通して、電子偵察機で得た情報を中国に提供し、無期懲役と公民権の修身剥奪を言い渡されました。また、ある空軍中佐は2003年6月から2007年5月まで、12回も機密情報を漏らし、無期懲役を12回分、言い渡されました。そして今回、無期懲役を言い渡された蒋福仲は控訴しています。
国民党 江啓臣立法委員
「これが法律の前の平等です。軍人の機密漏えいは国の安全を脅かします。これは重大な警告です。すべての軍人と国家機密に触れられる公務員にも、一層 注意を払うよう警告しています」
民進党 蔡煌琅立法委員
「今後 法律改正で重罪で臨むべきです。もし軍人がスパイになったら、過去の給料を返させ、重罰で抑止しないとスパイは防げないでしょう」
スパイに対して重罪で臨まなければ、中国の野望を打ち砕けないと、立法委員は口をそろえます。一方、人々に中国共産党の本性を認識させ、警戒心を持たせることこそ、最善の策だとも言われています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/12/12/atext1023073.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/工)