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中共公安部李東生副部長 取り調べ

2013年12月23日

【新唐人2013年12月23日付ニュース】12月20日夜、中国共産党中央紀律監察部の公式サイトが、法輪功迫害の専門組織「610弁公室」の主任で公安部副部長を兼任する李東生(りとうせい)が取り調べを受けている事を明らかにしました。李東生が取り調べを受けているとの情報は今年9月から伝わっていましたが、当局がようやく発表に踏み切りました。李東生は去年の共産党大会後に失脚した、蒋潔敏(しょうけつびん)に次ぐ2人目の中央委員です。

 

李東生が取り調べを受けているとの情報は、今年9月、オーストラリアの中国語新聞「デイリー・チャイニーズ・ヘラルド」(Daily Chinese Herald)が初めて伝えました。しかしその後、李氏に関する情報は途絶え、周永康が取り調べを受けているとの情報がしきりに伝いだされました。近日、香港の「シン・タオ・デイリー」(星島日報)が情報筋からの情報として「早ければ今週中に周永康の取り調べを公表する可能性がある」と報道。しかし、李東生が先に投げ出されました。

 

時事評論家 文昭

「李東生の失脚は周永康を倒すための前奏だと言えます。政法部門の上層部で、もう1〜2人の失脚があるかもしれません。例えば9月下旬、李東生とともに取り調べの噂が流れた最高人民検察院の曹建明検察長です」

 

宣伝部門出身の李東生は2009年10月、周永康によって、法輪功迫害専門組織「610弁公室」主任兼公安部副部長に抜擢されました。

 

法輪功迫害追跡調査国際組織 汪志遠

「法輪功迫害の罪は主に2つあります。1.早期に置ける法輪功への誹謗中傷で、中国民衆と国際社会をだましました。2.後期には主に転向、洗脳、拷問、虐待、これらの罪は同時に行われ、李東生は主な関与者の一人です」

 

海外メディアは、法輪功弾圧を発動した江沢民は、周永康の退任後、李東生が後継者になって、新体制の中で法輪功迫害政策を続けることを望んでいたと報道。

 

去年の第18回共産党大会の後、省・部クラス以上の官僚16人が失脚しましたが、その多くが江沢民、周永康と関わりの深い官僚でした。これらの官僚はいずれも汚職腐敗、職権乱用などの容疑で取り調べを受けています。李東生は「重大な紀律、法律違反」の容疑で調べを受けていますが、具体的に何をさすのかはわかりません。

 

法輪功報道官 張而平

「李東生を『紀律法律違反』で、取り調べていますが、その具体的な内容は何でしょうか?法輪功への迫害?法輪功学習者からの臓器狩りへの関与?江沢民の迫害政策をいかに執行したのかですか?『610弁公室』は法輪功迫害専門組織ですが、では法輪功に対して何をやったのか?これらの事を明らかにしない限り、迫害に関与した者たちをいかなる罪名で処分しても、中共の法輪功迫害政策と暴虐はずっと隠されたままなのです」

 

李東生の失脚について、外国メディアは周永康逮捕の前奏であると見ています。しかし、周永康の後ろ盾である江沢民、曾慶紅(そうけいこう)にまで、追及の手は伸びるのでしょうか。

 

時事評論家 文昭

「周永康は江沢民の腹心であるため、彼らは大きな利益で繋がっており、多くの事において共犯です。周永康が一旦逮捕され、彼の罪を追究すると必ず江沢民、曾慶紅、羅幹にまで及びます」

 

「610弁公室」の責任者である李東生の失脚に伴い、法輪功に対して行った610弁公室の系統的な犯罪行為は果たして追究されるのかどうか、国際社会も注目しています。

 

法輪功報道官 張而平

「迫害が終わらない限り、反迫害活動は続くでしょう。国際社会と中国国内外の人々も法輪功迫害の客観的事実を注目しています」

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2013/12/22/atext1028799.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/工)

 

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