【新唐人2013年12月24日付ニュース】周永康が軟禁状態にあるとされる今、「重大な規律違反」という理由で李東生が調査を受けました。法輪功を迫害する「610弁公室」の主任の彼が失脚した意味とは何でしょうか。報道をご覧ください。
今年の9月、オーストラリアの中国語新聞が、李東生は調査を受けたと報道した後、しばらく関連情報が途絶え、周永康失脚のニュースが話題をさらいました。そして先日、「当局が周永康への調査を発表する」と報道されると、李東生が調査を受けました。
評論家 文昭
「李東生の失脚は周永康逮捕の前奏です。政法幹部が1~2人また失脚するかもしれません。例えば 9月末に報道されたーー検察長の曹建明など」
中央テレビの元副局長、李東生は2009年10月、周永康により、610オフィスの主任と公安次官に抜擢されました。
法輪功迫害追跡国際組織 汪志遠代表
「法輪功迫害には2つの罪があります。第1、法輪功を誹謗中傷し、中国人と世界をだましました。第2、学習者を迫害しました。2つの罪において、李東生は主犯の1人です」
法輪功の迫害を命じた江沢民は、李東生が周永康の後任になることを望んでいたそうです。
中国問題専門家 章天亮
「法輪功迫害で中共は大罪を犯しました。真実が明かされれば、加害者はおしまいです。今の権力者は迫害への態度が不明瞭ですが、江沢民らは脅威を感じています。そこで望む人を後任にしたいと願うのです」
第18回党大会の後、地方幹部16人が失脚しましたが、多くは江沢民や周永康と深いかかわりがありました。いずれも、汚職や職権乱用などのおなじみの容疑です。今回の李東生も、やはりあいまいな「重大な規律違反」です。
法輪功スポークスマン 張而平
「李東生の規律違反とは具体的に何でしょうか?法輪功迫害?臓器狩り?迫害政策の実行者として?610オフィスの主任として何をしたのか?それらを明かさなければ、加害者がすべて調査を受けても、迫害政策の清算になりません」
李東生の失脚は、周永康逮捕の前奏と見られています。では、彼らを抜擢した江沢民や曽慶紅はどうなるのでしょうか。
評論家 文昭
「周永康は江沢民の懐刀で、両者は利害関係で結ばれ、多くの犯罪の共犯者です。周永康が逮捕されれば、江沢民や曽慶紅、羅幹も追及されるはず」
李東生が失脚した今、610弁公室が犯した罪が調査されるのか、国際社会は注目しています。
法輪功スポークスマン 張而平
「迫害が終わるまで迫害反対活動を続けます。国際社会と中国人は真相究明を望んでいます」
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/12/21/atext1028239.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/工)