【新唐人2014年1月12日付ニュース】中国南西部・雲南省のシャングリラの旧市街地で11日午前1時27分、旅館から火が出て、店舗や住宅など数百棟が焼けました。これまでのところ、死傷者は報告されていません。火は10時間以上燃え続け、17億円以上の被害が出ているそうです。
11日午前1時27分、観光地で有名なシャングリラの旧市街地の旅館から出火。消防隊が到着したのは火災発生から30分後でした。その上、ガス管の爆発によって、火は瞬く間に燃え広がりました。地元で旅館を経営する呉さんの旅館は午前5時時点で全焼したそうです。
旅館経営者 呉さん
「ある旅館の食堂から火が出て、通報しましたが、消防隊は30分後に到着。ガス管が爆発し、粘着が全部燃えました。街の多くに燃え移りました。木造だから風が吹くと、燃え広がりました」
現場は木造住宅が密集し、交通も不便なため、消防車が進入できなかったうえ、給水栓の水がなくなり、鎮火に時間がかかったとのことです。
旅館経営者 呉さん
「発見は早かったのに、給水栓に水もなかったので、ずっと燃え続けました。財産の損失が深刻です」
情報によると、火は10時間以上燃え続け、旧市街地のおよそ3分の2が全焼。伝統的な住宅や旅館335棟が焼けました。
地元旅館経営者 劉さん
「この火災で古城のほとんどが焼失しました。今イライラしています」
火災のあった旧市街地は1300年の歴史があるチベット族居住地で、観光地として外国人にも人気があります。今回の火災で伝統的な建築物のほか、仏教の芸術品なども焼失し、被害額は日本円でおよそ17億円に上るそうです。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/01/11/atext1041838.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)