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亡命学者 台湾蒙蔵委員会を批判

2014年01月13日

【新唐人2014年1月13日付ニュース】中国当局の高圧政策の下、チベット自治区では近年、焼身自殺による抗議が相次ぎ、すでに129人が犠牲になっています。1月9日、法律専門家や亡命チベット人らが台湾行政院の蒙蔵委員会に対し、チベットにおける当局の迫害について調査を行うよう求めました。

 

亡命法学者 袁紅氷氏

「中共に対する新たな控訴状を提出し、同時に蒙蔵委員会および委員長の不作為による刑事犯罪を訴えます」

 

蒙蔵委員会の秘書長が控訴状の副本を受け取りました。控訴状では中国共産党当局のチベットにおける罪を暴き、台湾行政院蒙蔵委員会の蔡玉玲委員長に対し、パンチェンラマ10世死亡の

 

真相の調査と蒙蔵委員会の責務を果たすよう求めました。

 

亡命法学者 袁紅氷氏

「チベットで行われているこのような深刻な人道に対し、行政部門として、当然調査する義務があります」

 

チベット学者 安楽業氏

「政治上において抑圧し、経済の面において略奪され、宗教と文化は取り替えられました」

 

亡命チベット人学者は、チベットが政治、経済、文化の3つの方面で危機に直面していると訴えます。青海(せいかい)省のチベット人地区には豊富な鉱物が埋蔵されているものの、チベット人の年収は400元にも満たないのです。文化と宗教の面においては、チベット人は教育を受ける権利さえ制限され、3年間で129人が焼身自殺をもって当局に抗議しているのです。

 

台湾民進党立法委員 李俊俋氏

「チベット人をずっとこのような状況に置かせるのですか?これが人権と自由を表彰するやり方ですか?チベットが蒙蔵委員会の管轄範囲内であるなら、いつ正式な声明を発表して、中国に迫害停止を求めるのですか」

 

蒙藏委員会秘書 陳明仁氏

「100人以上が死亡しています。我々も同じ気持ちです。大陸との交流の際、この部分を主張し、呼びかけるべきです」

 

自由を守るために命を代償にするチベット人のために、蒙藏委員会はチベット文化の尊重をずっと呼びかけています。しかし、就任後数ヶ月が経っているのに未だにチベット人と会わない蒙藏委員会の蔡玉玲委員長が、経済利益のために中国に抱き込まれたのではないかと、立法委員は疑っています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/01/09/atext1040705.html  (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)

 

 

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