【新唐人2014年2月17日付ニュース】中国の政府系メディアの報道によると、14日、新疆アクス地区のウシュトゥルファン県で爆発事件が発生し、警察車両5台が壊され、爆発で3人が死亡。警察は容疑者8人を射殺し、1人を逮捕したとのことです。新疆では爆発事件が多発し、今年に入ってから、花火などの購入も実名登録制になっているそうです。
新疆の政府系ニュースサイト「天山網」によると、容疑者らは車を運転し、爆発装置を携帯し、手には鉈(なた)を持って、警察車両を襲撃。地元住民2人と警官2人が負傷し、警察車両5台が壊されたと報道。警察は鎮圧の過程で容疑者8人を射殺し、1人を逮捕。容疑者3人は現場で自爆して死亡したと伝えています。
地元住民によると、町には厳戒態勢が敷かれ、事件現場付近では道路が封鎖され、車両の通行も禁止されているそうです。
地元住民 韓さん
「近くの広場で爆発があり、車が爆発したと聞いて、怖くて、皆家に帰ります」
「世界ウイグル会議」の報道官はメディアに対し、今回の事件は検問中の武装警察の暴力的な言葉や行動によって引き起こされた可能性が高いと述べました。
報道によると、去年4月以来、新疆では暴力事件が絶えず、すでに100人以上が亡くなっており、中には複数の警官も含まれます。
今回の事件も、当局は「テロ攻撃」だと伝え、テロリスト防止の名目で花火などの購入に実名制を実施しているそうです。
地元住民 呉さん
「昨日の爆発はウイグル族によるものです。庶民の心の中は苦しいです。今年から花火の購入も実名制で、集まったりもできません。北京にも3人、5人以上で行くと、尾行されます。皆をコントロールしようとしています」
世界ウイグル会議の報道官は、新疆でウイグル人を挑発し、抑圧している中国当局を非難し、欧米諸国には独立調査のために中国に圧力を加えるよう促しています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/02/15/atext1062623.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/工)