【新唐人2014年2月19日付ニュース】中国上海市の名門大学、復旦大学医学部の大学院生が、ルームメートを毒殺したとして、故意殺人罪に問われた事件で、18日の一審判決は死刑を言い渡しました。中国の大学では殺人事件が度々発生しています。
検察側の起訴状によると、被告の林森浩は些細な事に恨みを持ち、毒物を使用してルームメートの黄洋を殺害。被告はエイプリルフールの冗談のつもりで、殺意はなかったと主張していました。
去年3月31日午後、林被告は以前研修を行った「復旦大学付属中山医院」の映像医学実験室から、劇毒の化学品と注射器を持ち出し、学生寮のウォーターサーバーの中に混入させました。
21世紀教育研究院 熊丙奇副院長
「大学実験室の管理が甘いのです。学校側は責任を負い、相応の賠償をすべきです」
去年4月1日、被害者の黄さんが部屋のウォーターサーバーの水を飲んだ後、中毒症状が現れ、肝臓、腎臓などの臓器が損傷。病院で治療を受けたものの、4月16日に亡くなりました。
21世紀教育研究院 熊丙奇副院長
「今の教育は功利主義の傾向があり、学生の人格や心身の健康を軽視しています。教育全体に生命教育、生活教育、心理教育が欠乏しており、生命に対する尊重意識の養成、学生の心理コンサルティングなども 大きく欠乏しています」
中国の大学では殺人事件が度々発生しています。復旦大学の毒殺事件後も、南京航空航天大学では、口論によるルーメート殺害事件が発生し、南昌航空大学の学生寮では腐乱死体が発見され、江蘇科学技術大学でも殺人事件が発生しました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/02/18/atext1064561.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/大口 映像編集/工)