【新唐人2014年2月20日付ニュース】上海社会科学院が先日発表した「国際都市青書」では、北京の汚染指数は極限に近く、人類の居住に適していないと報告されています。1月中旬、アメリカの専門家3人も、中国からの汚染物質が太平洋を越えてすでにアメリカ西部にたどり着いていると指摘し、中国からの輸入製品から汚染関税を徴収するよう提案しています。
南カリフォルニア大学の教授で、「致命的な中国」の著者でもあるグレッグ・オートリー博士は、1970年代のロサンゼルスの空も今の北京と同じようにスモッグに覆われていたが、政府に決心さえあれば、改善は可能であると述べます。
「致命的な中国」の著者 グレッグ・オートリー博士
「彼らがもたらした汚染の程度に相応する関税を、中国製品から徴収すべきです」
オートリー博士は、中国製品から関税を徴収することによって、中国に汚染改善の圧力をかけ、また、間接的に米中両国の労働者に平等な競争をもたらすことができると考えています。
「致命的な中国」の著者 グレッグ・オートリー博士
「カリフォルニアの汚染物質の25%が、中国から来ています。中国の炭素排出量は世界一で、発展途上国の避けて通る事のできない道との言い訳で、改善の試みさえしません」
また、徴収した関税で特殊基金を設立し、共産党が崩壊したあと、中国の庶民のために使うことができると提案します。ルーズベルト元大統領も昔、北京の清華大学創立のために基金を提供しました。
「致命的な中国」の著者 グレッグ・オートリー博士
「全ての米国人になるべく、中国製品、特には国営企業の製品の購入を避けるよう提案します」
中国の大気汚染の最大の被害者は、中国の国民であると述べます。
「致命的な中国」の著者 グレッグ・オートリー博士
「中国の官僚は毎年70万人の中国人を肺がんで死なせています。そうすることで共産党員はさらに儲かることができるからです。北京に行けば誰でも汚染状況を確認できます」
中国当局は、西側諸国の製品への需要が汚染の根本的な原因であると主張したことがあります。しかし、専門家らは、国際的な気候および汚染問題は国際貿易の会議において討論すべきだと示します。
3人のアメリカ人学者たちが発表した研究報告によると、アメリカは製造業とそれによる汚染を輸出したが、これらの汚染はまた太平洋を超えてアメリカ西部に戻って来たと指摘。中でも、黒炭は特に深刻な問題で、雨が降っても消えず、人体にがんや肺病、喘息、心臓病などの疾患をもたらすといいます。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/02/13/atext1061363.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/大口 映像編集/工)