【新唐人2014年02月26日ニュース】北京ではスモッグ天気が1週間以上続いており、マスクは外出の必需品となっています。政界保健機関WHOは25日、中国の大都市の大気汚染を危機的な状況であると指摘しました。
WHOの基準に基づくと、有害な微小粒子上物質PM2.5の数値は1立方メートル当たり300マイクログラムを超えると「重度の汚染」と見なされます。25日朝、北京の大気品質指数は469に達しました。北京のアメリカ大使館の観測によると、25日午後7時のPM2.5の濃度は1立方メートル当たり501マイクログラム。最も深刻な「重度の汚染」レベルに達しました。
WHOの駐中国代表ベルンハルト・シュバルトランダー氏は、中国の大気汚染は「危機的な状況」であると指摘しました。
WHO駐中国代表 ベルンハルト・シュバルトランダー氏
「危機的状況が意味するのは、即刻措置を取って自己防衛すべきです。だからここ数日 当たり前ですが、戸外での運動を控え、お子様はなるべく室内にいるようにして、健康被害を防ぐよう提案しています」
しかし、スモッグ天気が続いている中国では、依然として多くの人が外で活動しています。
北京市民 田さん
「今日出て来て感じたのは、マスクをしないと のどが痛く、皆の健康が心配です。退職して暇なので、ここに来て踊ったりしますが、運動量が増えると呼吸も増え、身体にもっと良くないのです」
中国の大気汚染は近隣諸国にも影響を与え、日本でも26日、広い範囲でPM2.5が高い濃度で観測され、注意喚起情報が出されました。中国気象局によると、スモッグ天気は27日まで続くとの事です。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/02/25/atext1069452.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)