【新唐人2014年3月7日付ニュース】中国共産党の「両会」、全国人民代表大会と全国政治協商会議が3月3日、北京で開幕しました。会議に出席している代表のうち、150人以上が億万長者であり、平均資産が100億元に上ることが分かりました。
胡潤中国長者番付によると、全人代の人民代表のうち、86人が億万長者で、平均資産は81億元。また、政治協商会議の委員のうち、69人の平均資産は117億元に上るそうです。
フリーライター 劉逸明さん
「『両会』の政治協商会議委員と人民代表たちは権力者階級の代表者で、さらには闇社会の代表です。闇社会の人間が人民代表や政治協商会議委員になれるのです」
報道によると、これらの富豪代表や委員たちの財産は過去8年間で3倍以上増加し、平均97億元に上るそうです。一方、中国で最も裕福な1000人の財産の増加はおよそ2倍で、64億元だそうです。
これに対し、外国メデイァは人民代表大会と政治協商会議は世界で最も富豪の多い「政治クラブ」かもしれないと揶揄しています。
フリーライター 劉逸明さん
「毎年の『両会』は盛大に開催されますが、庶民のために声を出す人はわずかです。つまり中国の両会は中国の問題を解決できないのです。権力者の宴にすぎません」
胡潤中国長者番付のアナリストは、今回北京で会議に出席した5000人あまりの代表と委員のうち、億万長者の実際の人数および彼らの実際の財産は報告されている数字よりはるかに多いだろうと見ています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/03/06/atext1075465.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/萩野 映像編集/工)