HOME > ニュースページ > 日本 > 詳細

「頑張れ!台湾民主運動」東京からも声援

2014年03月27日

【新唐人2014年3月27日付ニュース】中台間のサービス貿易協定に反対する「ひまわり学生運動」はまだ続いています。海外でも台湾の学生らを声援する活動が各国で展開されています。東京では26日、「頑張れ日本!全国行動委員会」と台湾研究フォーラムが「頑張れ台湾民主運動!緊急国民行動」を実施しました。

 

午後4時、「頑張れ日本!全国行動委員会」、台湾研究フォーラム、在日台湾同郷会、在日台湾婦女会、日本台湾医師連合、在日台湾留学生など複数の団体が、東京の台北駐日経済文化代表処の前に集結しました。

 

「頑張れ日本!全国行動委員会」の水島總幹事長は、馬英九政権が暴力で学生に危害を加えないよう呼びかけます。

 

「頑張れ日本!全国行動委員会」 水島總幹事長

「台湾だけの闘いではない。あれは台湾の独立と平和、安全を守る大事な活動である。それはまた日本を守る活動でもある。だから私たちも同じように闘い、立ち上がらなければならない」

 

元東京都議員の吉田康一郎さんは、日本の政治家として、台湾の民主化運動を声援する立場を表明する必要があり、台湾の民主運動を応援すると述べます。

 

元東京都議員 吉田康一郎さん

「わけのわからない、台湾を中国化してしまうような、このサービス貿易協定というのはぜひやめるべきだと、友達の国である台湾があんな共産党一党独裁体制の国にどんどん影響が増えて、実質的にコントロールされてしまうような状況になってはいけないと」

 

在日台湾人留学生は、海外にいても心は台湾とつながっていると述べます。

 

台湾人留学生

「中国大陸は台湾を第2の香港にしようとしていますが、私は断固として反対します。今の大陸は戦争ではなく、経済戦で統治しようとしています。サービス貿易協定がまさにその経済戦なのです。台湾の学生には抗議を続けてほしい。私は台湾には戻れませんが、心は一緒にいます」

 

台湾人留学生

「公民の同意もなしに、水面下で同意するのは共産党と同じです」

 

多くの日本国民も、サービス貿易協定締結後の台湾の将来を危惧しています。台湾研究フォーラムの永山英樹会長は、この協定は中国の意向に沿ったもので、台湾国民の意見を無視していると述べます。

 

台湾研究フォーラム 永山英樹会長

「今回の協議の調印状況によると、あくまでも中国の意向に沿ったもので、国民党政府も中国の意向ばかりを見て、台湾国民の意見を一切聞いていない。ですから台湾の人々は怒るのは当然だと思います」

 

台湾中国投資被害協会の沈柏勝さんも、貿易サービス協定は表面上では台湾の経済発展に有利に見えるものの、実際は不利な要素が隠されていると話します。

 

台湾中国投資被害協会 沈柏勝さん

「表面上では中国が台湾に利益を譲っているように見えますが、実際は違います。協定が先で貿易は後です。だからこの協定が発効すれば、台湾の全ての産業が中国に併呑されます」

 

集会は午後5時まで行われ、台湾研究フォーラムの永山会長が要求書を台北駐日経済文化代表処に提出しました。要求書では、台湾の学生たちは勇者であって暴徒ではないと強調し、台湾当局に対し、サービス貿易協定は中国が台湾を併呑する道を開くものであり、日本とアジアの平和と安全を脅かすものであると憂慮を示しています。

 

今回の台湾の学生たちの行動は、日本でも広く注目されています。3年前の東日本大震災の時は、台湾から多額の義援金が寄せられ、多くの日本国民は未だに感謝の気持ちを忘れず、台湾の民主主義のために戦う学生たちにエールを送っています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/03/27/atext1089710.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/工)

 

 

トップページへ